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「眼科」「外科」「産婦人科」は黒字 ─ 診療科の収支を改定に反映か

■ 患者1人1日当たりの医業収支
 

[小野太一・保険医療企画調査室長]

1. レセプト診療科別
 患者1人1日当たりの医業収益と医業費用の分布を(図で)示した。斜め45度の線より下がプラス(黒字)、上がマイナス(赤字)になっている。(図中の)三角印が外来、黒点が入院の収支。32ページから36ページまで、ざっと眺めていただきたい。少し間を置きたい。

 (説明を中断。しばらく沈黙)

 視覚的に分布の傾向がご理解いただけるのではないかと思う。総括的にわれわれが見ているところは、例年通りの傾向だが、外来部門は先ほどの数字の資料でもそうだったが赤字が多い。

 入院は診療科ごとにまちまち。医業収益が大きければ黒字になる傾向に見える診療科もある(眼科、耳鼻いんこう科)。また、斜め45度の線よりも下(黒字)ばかりの診療科もあるし、上(赤字)が多い診療科もある。

 先ほどの数字の資料で収益が費用を上回っている、平均でプラスが出ているような診療科は当然ながら斜め45度の線より下が多くなっている。(中略)放射線科は外来部門で非常にばらつきが多いのが特徴。

2. 診療科群別
 今、申し上げたような分布を見ていただきたい。(ここは説明を省略した)

 【目次】
 P2 → 調査の概要
 P3 → 調査の内容
 P4 → 入院、外来別
 P5 → レセプト診療科別
 P6 → 診療科群別
 P7 → 患者1人1日当たりの医業収支
 P8 → 収支率の分布
 P9 → 「等価係数」について

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