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「眼科」「外科」「産婦人科」は黒字 ─ 診療科の収支を改定に反映か

■ 「等価係数」について
 

[小野太一・保険医療企画調査室長]
 「等価係数」については、大変苦労して算出していただいている。それぞれの手術を「Kコード」ごとに細かく調べている。「平均投入量」と書いてあるが、医師数、麻酔医数、看護師数、医療技術員数、執刀時間、麻酔時間それぞれを、特殊原価計算をするために算出した。

 これは、それぞれの相対的な資源投入量を比率で表している。今回の調査は......、62ページ(計算式)まで飛んでいただきたい。(手術、検査、画像診断について)それぞれ基準とした手技があるが、「等価係数」の存在する割合の表がここにある。

 手術に関しては、「等価係数」が存在する実施件数が90.4%、総点数(実施件数×点数)が91.6%。今回、14病院について調べたが、「等価係数」はかなり存在していた。

 63ページから68ページまでは材料に関する「等価係数」だが、これについては説明を省略させていただく。私からは以上。

 ※ 前回会合(2008年6月13日)での池上直己委員の説明は次の通り。

 「特殊原価調査」について御説明しますと、手術、検査、画像診断のうち、これまでの研究で「等価係数」が計算されていない割合が高い手術に限定して、5病院に新たに実施したわけでございます。
 これは、かなり大変な調査でありまして、それぞれの手術についてどんな手術をやっているか、そしてそれぞれの手術時間はどのくらいあって、そしてその手術時間にそれぞれどんな職種が何人いたかということを調査して、さらにその職種ごとの人件費を出すことによって、この「等価係数」を計算していくわけでございます。
 それによってどこまで今回できたかというと、この「等価係数」を見出すことができたのは、傾向度というのは診療報酬の手術料の分類でありますけれども、その種類別では46%までに対して相対的費用の程度が見える「等価係数」を算定することができました。
 しかし、約半分にとどまったんですけれども、これは調査した病院に実際に手術を実施した件数ベースで見ると89%、また、請求した点数ベースで見ると92%ですので、およそ9割の手術について相対的な費用の程度である等価係数というのを算定することができたわけでございます。
 今回、等価係数の改良を行いまして、病院ごとの値でなく、すべての病院の全手術件数の平均値を用いることによって、病院数が増減しても安定性を維持することができました。

 【目次】
 P2 → 調査の概要
 P3 → 調査の内容
 P4 → 入院、外来別
 P5 → レセプト診療科別
 P6 → 診療科群別
 P7 → 患者1人1日当たりの医業収支
 P8 → 収支率の分布
 P9 → 「等価係数」について

 
 
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