文字の大きさ

ニュース〜医療の今がわかる

再開した中医協、新体制でも従来路線か

■ 「私の身分は日本医師会に所属する会員」 ─ 安達委員
 

[安達秀樹委員(京都府医師会副会長)]
 私の「委員会における立場は何なのか」ということは(委員の)皆さん方も、マスコミの皆さん方も、ある意味では宙ぶらりんで訳の分からないことになっているという理解があるのかもしれませんが、1つだけ明らかにさせていただきたいと思います。

 今回の政権の方針でもありまして、私は日本医師会の執行役員としてここに選任されているわけではございません。しかしながら、私の身分は日本医師会に所属する日本医師会の会員でございます。最終的にこの選任を引き受けさせていただくに当たりまして、政府、厚労三役の皆様方からも、随時必要に応じて日本医師会の計数処理の使い、それをこの委員会の意見の交戦にも使うことを可とすることをご了承いただいております。

 日本医師会も、基本的には記者会見で申し上げております通り、可能な限りのことは、私をバックアップするということになっております。日本医師会そのものは、先ほどもお話がございましたが、これまでと違って常任役員をここに置いておりませんので、記者会見でも申し上げている通り従来以上に、恐らく詳細に中医協の審議内容について随時記者会見を開いて、日本医師会としての意見を公表していくことになると思います。

 その中で、分析等に使いました資料について、公表後におきましては、これは日本医師会として社会的に公表したものでございますので、そのうち「必要がある」と、私が委員として判断したものについてはここで提出させていただきたい。使わせていただきたい、そういうふうに思います。

 当然ですが、実調につきましては、大変大切なデータでありますので、できれば(日医で)集計が済みましたら、お出しをさせていただきたいと、基本的にはそう思っております。

[遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)]
 はい、分かりました。了解いたしました。


【目次】
 P2 → 「中医協が生まれ変わらなくてはいけない」 ─ 嘉山委員
 P3 → 「私の身分は日本医師会に所属する会員」 ─ 安達委員
 P4 → 「現場主義を大事にしたい」 ─ 足立政務官
 P5 → 「先生方に日本の医療の未来がかかっている」 ─ 山井政務官


  • MRICメールマガジンby医療ガバナンス学会
loading ...
月別インデックス