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ニュース〜医療の今がわかる

再開した中医協、新体制でも従来路線か

■ 「現場主義を大事にしたい」 ─ 足立政務官
 

[遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)]
 (新任委員が一言ずつ挨拶した後)ありがとうございました。どうぞ、よろしくお願いいたします。次に、本日は足立政務官にご出席をいただいていますので、ご挨拶をお願いしたいと思います。

[足立信也・厚生労働大臣政務官]
 皆さん、おはようございます。厚生労働大臣政務官の足立信也でございます。よろしくお願いします。
 本日は朝早くから、といいますか、昨日からお集まりくださいまして本当にありがとうございます。心から......、厚生労働行政、特にとりわけ医療行政には多大なご協力をいただいております。感謝申し上げます。

 実は昨日ですね、私が政務官に就任した時の職員に対する挨拶をお聞きになったという方が「大変感銘を受けた」ということをおっしゃっていただきました。
 それは何かと申しますと、「この国の将来の不安、閉塞感を打ち破る、医療をその突破口にしてほしい」という挨拶の内容でございます。

 なぜかと言うと、我々、医療行政に携わる者は2001年に世界で一番と評価された、そのことが我々の心の支えだったと思います。その後、「崖っぷち」であるとか、「崩壊」であるという言葉がどんどん生み出され、そして今の状況を迎えている。
 「あの時に戻りたい」という気持ちではございません。さらに一歩進めるために必要な改革は何かということを一緒に考えていただきたいと思います。

 そういった意味で、今回の中医協の委員の選任も、私は現場主義を大事にしたい。そして、この国の医療に携わる方々をどういうバランスで選んでいけばいいのか。それは、都市や地方の割合、あるいは病院や診療所の割合、それを加味した形で全体のバランスを考えるべきであると。
 そしてまた、チーム医療全体として皆さんが協力しながら進んでいけるために、今まで選ばれなかったほかの職種の方々もぜひ入っていただきたい。そういう想いから、私が原案を作成し、厚生労働省で決定をさせていただいた次第でございます。

 その想いをぜひとも受け止めていただいて、私たちは政府で決めた方針を審議会で認めさせ、それを中医協で具体化していただく、そういう縦のつながりの考えは持っておりません。
 お互いの立場でキャッチボールをしながら、何が今大事なのか、崖っぷちに立っている部分はどこなのか、あるいは崩壊と言われているところはどこなのか、今まず何をやるべきかということを一緒になって考えていただきたい、そのように思います。

 期間は限られておりますが、まずは来年度の改正でどこに手を付けるべきか、私たちの考えもしっかりお互いにキャッチボールしながら、そしてそれを具現化していっていただきたいと思います。

 さらには、その2年後に医療の診療報酬と介護報酬の同時改定がございます。そこまで見据えた考え方をぜひ提示していただきたい。重ねて申し上げます。

 私は、医療がこの国の閉塞感を打ち破る突破口になると思っています。皆様方の役割が非常に大きいものだと私は自覚しています。ぜひとも、お互いに意見を戦わせ歩みながら、国民の皆さんに希望を与えられるような結果が導き出せますよう、どうかよろしくお願いいたしたいと思います。

 本日をはじめ、これから激務が続くと思います。現場主義と言った以上、時間の制約が非常に多くなってくると思います。開催の時間も含め、皆様方に検討いただきながら、そして医療経済実態調査に基づいた、今やるべきことを一歩一歩進めていただきたい、そのように思います。どうか、よろしくお願いします。(委員、会場から拍手)


【目次】
 P2 → 「中医協が生まれ変わらなくてはいけない」 ─ 嘉山委員
 P3 → 「私の身分は日本医師会に所属する会員」 ─ 安達委員
 P4 → 「現場主義を大事にしたい」 ─ 足立政務官
 P5 → 「先生方に日本の医療の未来がかかっている」 ─ 山井政務官

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