文字の大きさ

ニュース〜医療の今がわかる

現行医療計画の問題点について

■ 搬送に60分以上要する人口
 

【河原和夫・東京医科歯科大学大学院教授】
 次の頁です。これは地区別に、現場の救急車の三次医療施設までの搬送時間です。これを見ると、東北は31.7%の方が1時間以上を要する。

現行医療計画の問題点-28.jpg

 私が1つ言いたいのは、首都圏に関しては1.7%と非常に少ないのですが、いまある資源量でやっていくような医療計画、もちろん人が確保されればそれに越したことはないですが、最悪の場合、いまの資源量でもやっていけるような、現実に即した医療計画を作っていく必要があると思います。


【目次】
 P2 → 医療計画制度の目的等
 P3 → 医療計画とその評価
 P4 → 医療機能情報提供制度
 P5 → 病床規制
 P6 → 東京都のがん医療体制
 P7 → 23区の救急施設全体でのカバー範囲等
 P8 → A区の三次救急施設へのアクセス時間
 P9 → 搬送に60分以上要する人口
 P10 → 療養病床の調査
 P11 → 山形県でのアクセス時間分析
 P12 → 救命救急センターの最適エリア界
 P13 → 献血者の動向、地理的分布
 P14 → 周産期母子医療センターへのアクセス時間
 P15 → 死者と重傷者の分布
 P16 → 運転時間30分での転送可能領域
 P17 → 医療計画の中の精神医療の位置づけ
 P18 → 主たる医療職種の入学定員(平21)
 P19 → 計画と評価の構造(行政計画)
 P20 → 事業計画、実施計画の必要性
 P21 → ある県の医療計画の目標

  • MRICメールマガジンby医療ガバナンス学会
loading ...
月別インデックス