文字の大きさ

ニュース〜医療の今がわかる

整形外科医の年収で食い違う主張 財務省「4200万」、学会「583万」

 
事業仕分け資料.JPG今回の事業仕分けについてであります。これが事業仕分けに出てきたデータです。左側に整形外科、皮膚科、精神科。この医師の数がどんどん増えていると。ここで「医師不足は診療科別に偏りがあり、比較的リスクや勤務時間が少ないとみられる。診療科を中心に医師数が増えている」と言われています。右側にこれが問題で、収支差額。整形外科が突出して「年間4200万円、儲け過ぎである」と言われておりまして、「こういったところは下げて均等化すべきである」というお話が事業仕分けで出て参りました。
 
私たちの実態とは全くかけ離れていて、これはどういうことかという事実をお話しさせて頂きたいと思います。
 
5.JPGメディアスです。厚労省が毎年出している、全レセプトの全件調査。信頼性の厚いものです。平成13年から20年までの医科診療所別施設数の推移です。これを見ると整形外科は大きく伸びています。もう一つ注目して頂きたいのは外科が減っていることです。整形外科が伸びているのと、外科が減っているのと、ちょうど反比例しています。
 
6ページ。医科診療所別全体の医療費の推移です。ここでも整形外科は非常に伸びています。そして外科が減っている。ここでですね「外科が大変だ、可哀そうだ。整形外科が増えている」という論理ではなくて。
 
6.JPG実はですね、皆さんご承知のように「外科」という診療所は昔は盲腸の手術とかいろんな手術をしておったんですが、今は大きな手術は大きい病院でやられるようになりまして、外科の診療所にあまり患者さんが行かなくなってしまった。そこで「外科」の診療所が「整形外科」に衣替えをしている。そのために外科の診療所の数が減って、整形外科が増えている。外科の分の医療費が整形外科に渡されているというそういう状況でございますので、「外科が可哀そう、整形が儲け過ぎ」というそういう話になるのはおかしいのではないかなと思います。
  • タイ王室の高貴なお茶 お求めはHAPPY GRINで
  • MRICメールマガジンby医療ガバナンス学会
サイト内検索
loading ...
月別インデックス