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整形外科医の年収で食い違う主張 財務省「4200万」、学会「583万」

  
16.JPG16ページ、これは実態調査です。整形外科42施設、年間の医業収益、その下に給与費29.4%と出ております。次のTKCデータをご覧下さい。
 
17.JPG上の診療科別のところの従業員数を見て頂きますと、整形外科は非常に従業員数が多い。リハビリテーションはスタッフが非常に要ります。そのため従業員数が他に比べて多いんですね。ですから当然事業収益が高いんですが、人件費も非常に高くなっているということをご理解いただきたいです。
 
18.JPG日本医師会が11月25日に記者会見で出したデータです。日医の「個人開業医の『手取り年収』」はどういうことになるかというと、日医の資料では55から59歳という一番働き盛りの層で、例えばこれは診療所全般です。2043万円の申告書の事業所得があったとしても、そこからもろもろ引いていきますと、手取り年収は1469万円で、55歳から59歳までの一般企業の人と変わらないですよ、というお話です。
 
19.JPGところが整形外科になりますとさらにみじめでして、TKCデータですが規模が大きくてイニシャルコスト、ランニングコスト、そういった再生産コストが高いものですからそういうものをどんどん引いていきますと、実は整形外科開業医の手取り年収は583万円しかない。非常に情けないデータになっております。これが我々の実態でございます。
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