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ニュース〜医療の今がわかる

村重直子の眼7 坂田和江・薬害肝炎検証委員会委員(上)

100604sakata.JPG100604murasige.JPG 元厚生労働省大臣政策室政策官の村重直子氏が在野のキラリと光る人たちと対談していくシリーズ。7日に最終報告書が公表されたばかりの『薬害肝炎の検証および再発防止に関する研究班』で、薬害被害者として自ら分担研究者となり、大変な苦労の末に厚生省の不作為を明らかにした坂田和江氏に、あの報告書が出てくるまでにどんなことがあったか話してもらいました。3回に分けてお伝えします。(担当・構成 川口恭)


村重
「7日に『薬害肝炎の検証および再発防止に関する研究班』報告書が公開されて、そのショッキングな内容に注目が集まっています。当初は5月末までに公開という話だったと思うんですが、ずいぶん遅れましたね」

坂田
「私自身は4月30日に仕上げていました。なぜこんなに遅れたのか、とても不思議です」

村重
「研究班の母体であった検討会の方は、ずっと傍聴させていただきましたけれど、研究班は非公開であまり皆さんに知られていないと思うので、どんな様子だったのか、ぜひ聴かせていただきたいと思います」

坂田
「21年4月から研究班のメンバーとなりました。私の人生の中で一番忙しくて、一番睡眠時間が取れない時期でした」

村重
「大変なご尽力をされて」

坂田
「いえいえ。何しろ知識もなくて、こういう作業は生まれて初めてだったので、慣れない部分もありまして、かなりあちこち色々な方とお会いしながら、何とか仕上げたかなという形です。研究班のメンバーは、錚々たる方々ですから、すごくドキドキして、何をやったらよいのだろうという感じでしたけど、なぜか検証という部分に関してサラっといかれるような気がして、それでちょっと待ってくださいみたいな感じで、私は検証をやりたいから研究班に入ったのですが、それに関しても誰も何も言われないので私がやることになって」

村重
「でも、それが研究班の目的でしたよね」

坂田
「そうなんですよ。だから私がやるしかないんだと最初の段階で気づかされました」

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