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ニュース〜医療の今がわかる

東日本大震災と東北大学医学部定員増計画

■ 地域医療の復旧から復興へ
 

【山本雅之氏(東北大学大学院医学系研究科長・医学部長)】
 次のスライドをお願いします。それで、復興に向かって最初の5年間にやらなきゃいけないこととして、3つほどのポイントがあるかなと思っています。

山本雅之先生資料1-06.jpg

 それは地域医療システムの再構築で、具体的には壊れてしまった医療施設の復旧ということです。これに向かっては医師、それから高度医療人の不足がやはり問題になるだろうと思います。

 医療系の人間はどうかというと、私どもの東北大学医学部の関係者だけでも66人の医師が職場をなくしました。それで多くの方が離職をされていかれます。

 そういうことを見ていて、医師・医療系人材を育成して、それで医師、高度医療人の不足に対応しなければいけないだろうと考えているのですけれども、ここに1つの問題点があります。

 それから、後ほど簡単に、研修医マッチング制度の改善ということを以前から東北地方の問題意識として持っているということを申し上げたいと思います。
 

【目次】
 P2 → 東日本大震災の直後
 P3 → 東北大学医学系研究科の復興計画案
 P4 → 地域医療の復旧から復興へ
 P5 → 東北大学医学系研究科の取組
 P6 → 震災復興と入学定員増
 P7 → 医師・医療系職業人の育成
 P8 → 東北大学医学部卒業生数
 P9 → 東北大学医学系研究科における教育
 P10 → 東北大学医学部医学科の定員増計画
 P11 → 定員増計画の背景
 P12 → 研修医マッチング
 P13 → 医学部の認証問題
 P14 → 災害に関する教育
 P15 → まとめ

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