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ニュース〜医療の今がわかる

東日本大震災と東北大学医学部定員増計画

■ 東北大学医学系研究科における教育
 

【山本雅之氏(東北大学大学院医学系研究科長・医学部長)】
 次をお願いします。ところで、東北大の医学部とそれから医学系研究科で1つ力を入れていることがございます。それは医学系修士課程を充実させて、医療系の高度専門職業人教育に注力するということです。

山本雅之先生資料1-11.jpg

 ご覧いただきますように、医学系の修士課程だけで92人の定員を引き受けております。

 友好的にやっている医工学研究科にも私どもの教員を出していますので、100名を超える修士課程の学生を受け入れて、それで医療系高度専門職業人を養成しているわけです。

 次をお願いします。

山本雅之先生資料1-12.jpg

 それでどんなふうにしているかということなのですけれども、私が医学部長になってすぐに、医科学修士コースの定員がそれまで20人だったのですけど、これを40人に増やしました。

 従来は医学系の教育・研究者の養成に特化していた修士課程を、医療系の高度職業人や企業人、行政専門職、国家公務員にも対応できるような人材養成コースにしていこう、修士課程の充実を通して新しい医学系研究科のミッションを探ろうと考えたわけです。

 保健学専攻もちょうど同じようなときに設置されました。24名の定員です。それから障害科学専攻が28名で、全体で92名ですけれども、これらの課程を柔軟に使って医療系の高度専門職業人を養成して、医療人過疎の解消に努めたいと考えているわけです。

 実際に医学物理士は、修士の資格として昨年から募集を開始しました。それから臨床研究支援者、いわゆるクリニカル・リサーチ・コーディネーター、CRCですけれども、これは今年度から募集を始めました。

 専門看護師は今年やろうと思ったのですけど、うまくいかなかったので、来年しっかりやろうと思っています。それから保健師は平成27年に修士としての養成に切り替えようと考えています。

 その他、ナース・プラクティショナーや遺伝カウンセラー、臨床心理士、メディカルクラーク、それからメディカルインフォマティシャン、さらにメディカルイラストレーターなども、こういう形で養成していきたいと考えています。
 

【目次】
 P2 → 東日本大震災の直後
 P3 → 東北大学医学系研究科の復興計画案
 P4 → 地域医療の復旧から復興へ
 P5 → 東北大学医学系研究科の取組
 P6 → 震災復興と入学定員増
 P7 → 医師・医療系職業人の育成
 P8 → 東北大学医学部卒業生数
 P9 → 東北大学医学系研究科における教育
 P10 → 東北大学医学部医学科の定員増計画
 P11 → 定員増計画の背景
 P12 → 研修医マッチング
 P13 → 医学部の認証問題
 P14 → 災害に関する教育
 P15 → まとめ

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