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長期入院患者に係る診療報酬について

■ 資料の確認等
 

【遠藤久夫委員長(学習院大経済学部教授)】
 それでは、ただいまより第156回中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会を開催いたします。(中略) それでは、議事に入ります。まずは、「後期高齢者に係る診療報酬について」を議題といたします。事務局から資料が提出されておりますので、説明をお願いしたいと思います。

【厚生労働省保険局医療課・佐藤敏信課長】
 医療課長でございます。「後期高齢者に係る診療報酬について」ですが、最初に今日の基本小委の資料その他について御説明しますと、全体としては初めてお目にかける資料は基本的にはないと思っておりまして、いずれも一度ぐらいは御議論いただいた内容を中心に構成されております。

 そういう意味で、宿題を返すというような性質上、資料の整理の仕方もちょっと変わっているところがありますが、そういう目でごらんいただければと思います。

 早速、「後期高齢者に係る診療報酬について」ですが、これは診-1の資料と、それからA3の資料、「現行の診療報酬項目と基本小委における議論の整理」というもの、それから、「後期高齢者に係る診療報酬について」の3点セットで構成されております。

 最初に診-1の資料からでございますけれども、第1としまして、前回までの御議論の経緯をまとめております。まず、民主党のマニフェスト等の話もございまして、「後期高齢者」という名称については廃止するという方向で御議論いただきたいということでお話をしました。

 中でも関係者の間からいろいろな御意見や御指摘の多かった後期高齢者特定入院基本料、それから、後期高齢者診療料、後期高齢者終末期相談支援料を中心に御説明をし、御議論いただいたものと理解をしております。それ以外に、残り14ぐらいの項目があるんですが、それらは点数が設定された由来や意義について一通り御説明をしたと理
解をしております。

 ただし、第1の3.につきましては、会長からもこれらの点数項目の由来とか、あるいは、平成20年の改定時にどういう要件を見直したのか、あるいは、名称変更だけで対応したのかどうかが分かりづらいということでございましたので、診-1に続く形でA3を準備したということでございます。

 A3の資料を見ていただきますと、左から基本診療料関係といったような類型で大きくこの17の項目を分類しております。

 上から基本診療料関係、後期高齢者診療料関係、それから、終末期関係という形で次のページまで分類をしております。また、右方向に項目名、点数、点数の概要、ここが前回いろいろと御指摘をいただいたところですけれども、創設年がいつだったのか、それから、平成20年の改定時に名称を変更したのかしていないのか、平成20年の改定時に要件変更したのかしていないのかということです。

 それから、ここも今回少しつけたんですけれども、他の診療報酬等との関連、「後期高齢者」に対応する形で、「若人」と私どもはしばしば言っておりますけれども、例えば「75歳未満」という言い方にすると、75歳未満の点数に何か関連のあるものがあるかどうか、あるいは、後期高齢者の中で関連するものがあるかどうかというところを整理しております。

 それから、前回、12月4日にどんな意見があったかということでございます。そして、右側ですが、方向性。基本問題小委でいただいた御意見を基にしながら、方向性を考えていくとこんな方向ですかということで、ある程度決まったものについては中身を書いております。(中略)

 まず1つ目は、後期高齢者特定入院基本料です。これは極めて重要な問題で、前回も幾つかの御意見がありまして、その次の項目で御議論いただくということにしますので、ここでは説明は省略させていただきますが、障害者の施設や特殊疾患病棟等との関係から、次の項目で丁寧に御説明させていただきますが、要するに他の長期入院患者に係る診療報酬との整合性を図りながら対応するということでよろしいかということです。

 それから、後期高齢者診療料、いわゆる後期高齢者のかかりつけ医風のものですが、前回の議論においては廃止の方向という意見が強かったように思いますが、それでよろしいでしょうかと。

 それから、3点目として、終末期相談支援料関連です。私どもの提案としては、凍結したまま名称変更という形もどうでしょうかという御提案を申し上げましたが、一たんは廃止という方向でいいのではないかと。また、状況が変わった中で考えたらどうかという意見があったように思いましたので、そういう整理でよろしいのかということです。

 それから、2.以降は、今日はとりあえずこういう形で整理をしておりますということで、備忘的に書き並べました。具体的に件数や項目の設定の仕方、あるいは、年齢を拡大するのか等について今後御議論いただかなければいけませんが、今日この時点においてはこういう整理の方向でとどめたいと思いますが、いかがでしょうかという程度です。

 例えばですけれども、後期高齢者の総合評価加算とか退院調整加算といったものは、基本診療料の議論の中で今後検討していく。あるいは、下のほうにありますけれども、歯科調剤報酬の議論の中で検討すべき項目、あるいは、調剤報酬の議論の中でという形で整理をして、今日というよりは次回以降に御議論いただくという形で整理をしております。いかがでしょうかというのが論点でございます。以上です。

【遠藤久夫委員長(学習院大経済学部教授)】
 ありがとうございます。「後期高齢者」と名称のついた科目が非常に多かったものですから、それをきちっと整理していただきました。非常に分かりやすい表になっていると私は思いますが。

 それに基づきまして、論点が2つあるわけです。まず前回の議論で重要だと思われていた3項目については、後期高齢者特定入院基本料についてはいろいろ御意見が出ましたが、事務局提案では、「長期入院患者に係る診療報酬について」というものを本日議論いたしますので、その中で議論したほうがなじむのではないかということで、そちらで議論していただいたらどうかということです。

 それから、2つ目の後期高齢者診療料関連につきましては、前回、廃止の方向と理解しておりますが、これでいいのかどうかということをもう一度確認したいということです。

 それから、終末期相談支援料関連につきましても、廃止の方向という議論がされておりましたので、これでいいかの確認をしたいということが論点の1ということです。

 論点の2については、さまざまな項目がありますけれども、これを幾つかの分類に分けてそれぞれの議論をする中で、今後議論していったらどうかと、こういう御指摘だったわけであります。(中略)

 それでは、次に「長期入院患者に係る診療報酬について」を議題といたします。事務局から資料が提出されております。解説をお願いしたいと思います。
 

【目次】
 P2 → 資料の確認等
 P3 → 病院の機能に応じた分類
 P4 → 特殊疾患病棟入院料
 P5 → 障害者施設等入院基本料
 P6 → 後期高齢者特定入院基本料
 P7 → 長期入院患者に係る療養の場
 P8 → 平均在院日数の算定方法
 P9 → 特定除外項目
 P10 → 医療区分採用項目
 P11 → 特定除外と医療区分の対応関係
 P12 → 長期入院患者に係る療養の場(改定案)
 P13 → 後期高齢者特定入院基本料(改定案)
 P14 → 一般病棟で提供される医療の実態調査等

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