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ニュース〜医療の今がわかる

次期診療報酬改定に向けた今後の検討スケジュール

■ 社保審両部会の発言要旨
 

[厚労省保険局医療課・鈴木康裕課長] 
 次からは参考資料でございます。4ページは9月22日まで実施しました医療部会2回分の議論の概要を、ちょっと項目ごとに整理しました。

 ▼ 資料はこちら

 一部あの......、まだ発言(した委員)の方に直していただけていない所もありますので、「未定稿」とさせていただいております。それから9ページは同様に、医療保険部会......、これは9月16日が2回目になりますけれども、これも「未定稿」になっております。

 ▼ 厚労省の議事録は、委員がチェックしてから公表される。もしインターネット中継をしたら発言を修正できないだけでなく、どんな会議をやっているのか多くの人に晒されてしまう。
 かつて、中医協のインターネット中継について審議されたことがある。その際に反対したのは診療側委員だった。議論の末、「またお諮りする」との結論で終わったが、その後、ネット中継の話は出ていない。ネット中継の代替策である「もっと広い会場の確保」として、厚労省は省内2階の講堂で開催した時期があったので、それでこの話は終わったことになっているのだろうか。しかし、問題はそこではない。大阪や九州、北海道など全国で観られる状態にするかどうかが問われている。
 参考までに、2009年12月16日の中医協基本問題小委員会の議事録を下に張り付けておく。この議事録は発言通りで修正が入っていない。いつものように、台本通りの展開になっている。当時、大手メディアの業界記者が医療課にネット中継を要望したので、厚労省としても放置できなかったのだろう。「中医協にお諮りしたが却下されました」というアリバイを残した形になっている。

 ○事務局(佐藤医療課長)
 医療課長でございます。中医協におきましては、審議の透明性を確保するとともに、より多くの方に診療報酬に関する議論の状況を知っていただくという観点から、これまでも審議を公開してまいりましたし、また実際に議事録や資料につきましてもすべてインターネット等を通じまして国民の皆様に御提供してきたところでございます。
 しかしながら、最近の状況ですが、今日後方にお座りの方でございますが、中医協審議状況を単に見知るだけではなくて、いち早く確認をしたいという方が多いようでございまして、実際に傍聴を希望する方が多いようでございます。私どもいろいろと調べてみましたけれども、早朝から会場にお出でになり、実際に行列をつくって並んでいただいているようでございますが、そうした努力にもかかわらず傍聴できない方が数多く出てきていらっしゃるという状況にあります。具体的に数字を挙げますと、この一、二週間ぐらいで見ていますと、キャパシティが200を超えるぐらいの、傍聴の方のキャパシティとして200ぐらいあるんですけれども、実際に100名前後の方が傍聴できない、あるいは立ち見という状況になっているというふうにお伺いをしております。
 こうした状況の中で、事務局も実は数カ月前から何らか対応が必要だというふうに考えておりました。具体的には厚生労働省の講堂のような広い会場で実施をしてなるべく並んでいただかなくて済むようにできないかというふうにも考えましたが、講堂の音声の反響の状況とか、あるいは椅子を並べる手間とかさまざまな諸条件を検討しましたし、また映像を含めたリアルタイムのインターネット中継なんかも検討していましたけれども、現時点ではなかなかそれぞれ経費の問題、手間の問題等、簡単には解決できません。
 それで、今般検討しているのはインターネットを用いたラジオ中継でございます。仮に委員の皆様の御了解が得られるようでしたら、さしあたり本日からでも試行的に実験ができないかというふうに考えております。事務局としては今も申し上げましたように、中医協の議論を広く知っていただく、しかもできるだけ早く知っていただくという意味で必要な対応と考えております。
 繰り返しになりますが、あくまでも試行実験でございまして、これで決めたとかずっとこれでいくかどうかということは現時点では事務局も考えておりませんで、むしろ今日や、あるいはもしお許しをいただけるならば、今後の中医協での放送を通じて、例えばアクセスが集中してつながりにくいとか、音が途切れるとか、いや、そもそもインターネットラジオのような放送をすると自由な発言が妨げられるとかいろいろな御意見があろうかと思いますが、まずはちょっと実験もしてみないと、先ほどのアクセスの問題等検証できませんので、そうした検証の機会をいただければと思いまして、御提案をお願いします。以上です。

○遠藤小委員長
 ありがとうございます。
 ただいま事務局からの提案ですけれども、御意見御質問ございますか。鈴木委員、どうぞ。

○鈴木委員(当時茨城県医師会理事、現日本医師会常任理事)
 この議論が広く公開されているのは承知しておりますし非常にいいことだと思うんですけれども。

 200人ぐらいの定員で入れない方が100人ぐらいだといいますけれども、それだったらまず別室を用意して、そこに普通の学会でもやるようなスクリーンとスピーカーで実況中継みたいなことをしてやるのが普通よくやられていますけれども。そういったことをやってみてそれでもあふれるようなら考えるというか、段階を考えたらいいのではないのかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。

○遠藤小委員長
 すなわち、現状でインターネットラジオにすぐ試行的とはいえいくよりも、そうでない方法をまず先にトライしてみるべきではないかと、こういう御意見でありますが。ほかに御意見ございますでしょうか。白川委員、どうぞ。

○白川委員(健保連常務理事)
 私は事務局の提案に賛成でございまして、オープンの場で議論をするということでございますので。テレビはちょっとテレビ映りが悪いので心配なんですが、ラジオであれば別に構わないなというふうに私は考えております。以上でございます。

○遠藤小委員長
 ありがとうございます。邉見委員、どうぞ。

○邉見委員(全国公私病院連盟副会長)
 私はやはりどちらかというと鈴木委員のほうの意見です。といいますのは、私IT音痴でして、先日の後発品の問題で私発言しましたが、ブログとかでいっぱいたたかれてるそうなんですね。
 目に見えない人が、私ブログ見ないからほかの人から聞いたんですけれども、ここにおられる方は顔も名前も一応見えるわけですね。全く見えない電波の向こうの人がどういう反応をするかというのはちょっと怖いところがあります。できれば顔が見えるようなところでどういう気持ちで言ってるかというのが分かるようなほうがいいんじゃないかと思います。

○遠藤小委員長
 ありがとうございます。ほかに御意見ございますか。よろしいですか。
 議事の運営ということでありますので、これは全員一致を基本に考えたいと思っております。ただいま1号側からは事務局提案でよろしいというような御意見があったわけですけれども、2号側からは、情報を公開するということに対しては当然であるということでありますけれども、その方法について最初からインターネットラジオという形でトライアルするということに対しては疑義があるということで、もう少し違う方法も考えてほしいという趣旨の御意見、お二人の御意見あったと思います。
 そこで、議事運営でありますのでちょっと私も一言申し上げさせていただきますと、基本的に私自身も議事運営ではできるだけ透明性ということを重視して考えてまいりました。
 例えば皆様方に配布される事務局からの資料なども、資料作成においてはかなり透明性の高いものをということでお願いして、事務局の作業は非常にふえているんですけれども、そのようになっておりますし、それからまた今年度は関連団体を直接ここでヒアリングするというようなこともやったりして、平場でできるだけ議論をしていただきたいということで透明性に努めてきたところであります。そういう意味で100名ぐらいの方が入れない、傍聴できないということはやはり何らかの改善が必要だと思います。
 ただ、方法論につきましてはインターネットラジオという形でトライアルということでありますが、もう少し一般的な方法を考えたらどうかというご意見がありますから、そういう意味で本日からのトライアル可能ということではありますが、ペンディングにさせていただきたいと思います。
 それで、事務局、その他の手段ということで、課長からのお話ではいろいろ考慮した結果インターネットラジオになったということですけれども、もう一度他の手段が可能なのかどうかということを検討していただきたいと思いますがそれは可能でしょうか。

○事務局(佐藤医療課長)
 可能でございます。

○遠藤小委員長
 そうですか。それでは、ただいまの御発言等々参考に、ほかの手段も考えながら早急にできるだけ多くの方々に傍聴していただけるというようなシステムを構築していただきたいと思いますので。
 医療課長、どうぞ。

○事務局(佐藤医療課長)
 結論では可能ですと申しましたが、実際にはこれはきのう今日考えたわけではなくて、もう数カ月前からこういうような、特に11月以降は顕著だというふうに聞いておりましたので、そういう意味では会場が、先ほどありましたけれども、別室を借りるとかあるいはもっと広い会場、特に省内で確保できないかとか、幾つか検討した上で、とりあえず今すぐできること、特に年内にある程度解決して差し上げるとするとこんな感じかなということで御提案しましたので。そういう意味では相当に検討した上で御提案をしているということだけは申し添えたいと思います。

○遠藤小委員長
 それはよく理解しておりますので、ただ、それをもう一度検討してみていただきたいということで。それで決まらなければまたお諮りするという形にさせていただきたいと思いますので、本日はそのような対応をさせていただきたいと思います。
 よろしゅうございますか。はい、ありがとうございます。それでは、議事に移りたいと思います。

 


【目次】
 P2 → 改定の4つの視点(案)
 P3 → 視点① 充実が求められる領域
 P4 → 視点② 患者から分かりやすく質に配慮した医療
 P5 → 視点③ 医療と介護の機能分化と連携
 P6 → 視点④ 効率化領域の適正化
 P7 → 次期改定に向けた検討項目(案)
 P8 → 社保審両部会の発言要旨
 P9 → これまでの基本方針
 P10 → 次期改定に向けた背景・論点等
 P11 → 過去の基本方針における視点等
 P12 → 平成22年度基本方針への対応状況
 P13 → 質疑応答


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