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進まぬ後発品、大学病院にも原因?

■ 「大学病院は他の病院と違うことをしているのか」―公益委員
 

[遠藤委員長]
 3つの調査内容が報告された。非常に細かな調査をしていただき、西岡分科会長をはじめ、この場を借りてお礼を申し上げたい。ありがとうございます。
 では、ただ今の報告について、ご意見やご質問を。

[牛丸聡委員(早稲田大政治経済学術院教授)]
 西岡分科会長に伺いたい。後発医薬品の使用に関して、平成15年度のDPC対象病院だけ、ちょっと違うという説明があった。それが大学病院という話があった(薬剤費における後発医薬品の占める割合で、最も低かったのが平成15年度DPC対象病院の5.6%)。

 先程の2つの調査結果(DPC導入の影響評価に関する調査、再入院(再転棟)に係る調査)についても、時系列的に見れば、(他年度のDPC病院と)同じような傾向が確認できる。ただ、細かく見ると、いくつかの項目に関して平成15年度DPC対象病院だけが他のグループと違う値。これは今、後発品で話があったように、大学病院なので他の病院と違うことをしているのか、その結果なのか。

 それから、時系列的には(増減など)同じ傾向ということが把握できるが、(大学病院は)ちょっと違うので、これ(調査結果)を一般化して引きずって、全体として違った結果ができてきてしまう恐れがある。そこをどのようにとらえたらいいか。

[西岡分科会長] 
 十分に答えられるか分からないが、その議論は分科会でも何度も繰り返し出てきている。特定機能病院の場合は、他の病院とやや異なるのではないかと。

 「効率性指数」、または「複雑性指数」を毎年調査しているが、(特定機能病院は)平均在院日数の長い患者を主に扱っているという結果が出ている。「他の病院とどのぐらい違うのか」ということだが、実際に比較すると、1000床近い一般病院と比べると大きな差はない。

 また、後発品の使用に関してだが、DPC(の調査データ)は入院医療に関する数値だけで、外来のデータは入っていないので、これがすべての病院の後発医薬品の使用量かどうかは分からないが、大学病院では新規の薬剤等を積極的に導入することがあるので、そこで少し違ってくるのかなと思う。特定機能病院と他の病院を明らかに分けられるかというと、それはまだできない。全体として見ると、平均在院日数は長い患者を引き受けて治療している傾向がある。

[遠藤委員長]
 ありがとうございます。では、中川さんどうぞ。

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