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急性期病院の機能評価、迷走再び

■ 「様式1のデータも調査すべき」 ─ 池上委員
 

[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
 ありがとうございました。では、資料「D─3─1」(平成22年度・DPC制度に関する調査等の対応について)に基づき議論をお願いしたい。

 まず、調査目的として大きく3項目を挙げていただいた。1(H21調査の再集計)と、2(H22調査)が関連している。今年度の調査をどうするかなど、ご議論をお願いしたい。どうぞ、池上委員。

[池上直己委員(慶應義塾大医学部医療政策・管理学教授)]
 口火を切る意味で、ここにない項目でご検討いただきたい項目がある。

 このたび、「様式1」(診療録情報)が改定された。それをどう評価し、また「様式1」がどう使われているか。と申しますのは、(次期改定で追加導入される)「新機能評価係数Ⅱ」で(様式1のデータが)反映されることにもつながるので、この際に調査なさってはどうかという提案です。

[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
 (H21の)追加の調査の件でございますね?

 ▼ 最初に議論しようとしている「調査の目的」の話ではなく、「再集計」の話であることを確認。

[池上直己委員(慶應義塾大医学部医療政策・管理学教授)]
 はい追加調査(H21の再集計)です。
 
[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
 例えば、 「新機能評価係数Ⅱ」の影響を評価するのはかなり時間が掛かる。(中医協総会の委員から)「どのような影響があるのかを調査すべき」というご提案を頂いているが、あまりしっかりした答えは得られないのではないだろうか。

 ▼ いきなり、「今後の調査」の話に飛んだ。混乱気味。

 いかがだろうか。どうぞ、酒巻委員。


【目次】
 P2 → 厚労省の説明① ─ 調査の目的
 P3 → 厚労省の説明② ─ H21調査の再集計
 P4 → 厚労省の説明③ ─ H22調査
 P5 → 「様式1のデータも調査すべき」 ─ 池上委員
 P6 → 「平成21年と22年のデータを比較できるか」 ─ 酒巻委員
 P7 → 「アンケートを提案した理由は2つ」 ─ 厚労省
 P8 → 「評価が得られなければ改善もあり得る」 ─ 池上委員
 P9 → 「医療圏によって違ってくるのではないか」 ─ 金田委員
 P10 → 「影響の評価とは、どういうことを見るのか」 ─ 小山会長代理
 P11 → 「今後、導入を検討する項目案は出ていない」 ─ 厚労省
 P12 → 「今あるデータを整理する作業がまず必要」 ─ 松田委員
 P13 → 「アンケート調査か、データ分析か」 ─ 小山会長代理
 P14 → 迷走は続く

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