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「病院医療従事者の負担軽減について」 ─ 委員の発言

■ 「社会保障国民会議」の意義(診療側委員)
 

[安達秀樹委員(京都府医師会副会長)]
 最後(の質問)はですね、スライド39ですね。

【スライド39】
病院医療従事者の負担軽減039.jpg これ、(「社会保障国民会議資料をもとに医療課で作成」と)お書きになってらっしゃるように、「社会保障国民会議」の報告が原図ですね、これは。我々が今まで見てきたものでございます。

 ▼ 「社会保障国民会議」の資料はこちら

 で、今の政権がこの「社会保障国民会議」の報告については、あまりその......、前政権の下で決定されたものですから、「これに準拠して」というふうにお考えになっていないと私は理解しています。

 これはまあ、私の経験に基づくもので、京都でも多くの民主党の......、今、政府の中枢部の近くにおられる議員の方がおられますが、そういう方と長年議論してきた中で、例えば参議院選挙の1年ぐらい前には、「これを議題に次の定期懇談をしよう」というご提案をしたこともございます。

 えー、正直申し上げて、「けんもほろろ」でございました。「議論に値せず」と。今の政権が決めたことなので、「我々が政権を取れば違うものを出す」というようなお話だったというふうに記憶しています。

 そういう中で政権が交代をして2年近くになりますが、今ようやく政府の中に「社会保障と税の一体改革」と称する検討部門ができて、その中で社会保障の在るべき形をまず定義をする、提起する。それに基づいて税の一体改革をやるというふうに政府の方針としてはおっしゃっておられます。

 つまり、新政権の社会保障の在るべき形というものは我々は全然目にしていない、見ていないわけであります。で、これ(社会保障国民会議)については、「前政権の遺物であるから対象にしない」という基本的に......、民主党政権の対応がある。

 そういう中で、それを基にしたこの図で、例えば「何を調査するかを議論しましょう」と言うのは、ひょっとしたら空振りになるかもしれないということを危惧するわけで......。

 会長......、新会長がおっしゃいましたように「効率よく、ちゃんと結果の出るものをやりたい」......、それはその通りでございますから現時点で「これを基にして何らかの調査方法を決めましょう」と言うのは、もう少し、これについては待った方がいいのではないか。

 当初は、政権は5月中にはまず在るべき社会保障の形というものを提起するとおっしゃいました。震災があって、先日、与謝野担当相も、6月にずれ込むかもしれないというようなご表現もございますが、そういうものが出てきてからの方がいいのではないか。それが意見でございます。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 はい、ありがとうございます。これについて事務局(保険局医療課)、コメントございますか?

 ▼ ここで会長が「幅広い議論になりますから......」などと言わず、すぐ厚労省に振った。審議の進め方が変わった。

[保険局医療課・鈴木康裕課長]
 安達委員からご指摘のように、税と社会保障の一体改革の中で、現政権としても当然、方向性を出していくということだと思います。

 「社会保障国民会議」の資料そのもの全体の是非ということをここで議論させていただこうということではなくて、むしろその中にある、この外来の......、ある意味で言うと、大きな拠点病院と、それ以外の診療所等々の分化の問題について、過去こういう考えが示されたということについて、中医協の先生方はどのようにお考えになるかと......。まあ、それが1点。

 もう1つは、いずれにしても、そういう病院と診療所との連携なり分化というのは、一定程度は何らかの形で進めていく必要があるのではないかという、この2点でございます。

[安達秀樹委員(京都府医師会副会長)]
 おっしゃること、よく分かります。それから、事務局の皆さんのご苦労も大変よく分かります。これを指定しておきながら、新しい方針が出てこないんですから、政権の。

 一番直近で形のあるものに準拠していろんな政策論の提案をしなきゃならないという点は今、大変困っておられるだろうなというふうに推察いたします。

 ですから私、「やらない」と言っているんじゃないんですが、少しこれについての検討は、それも出てきてからということに時間的な余裕を持たせて、延ばせてみるというのが一番賢明ではないですか、ということを申し上げたのです。そういうことでございます。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 はい、それはご意見として伺っておくということでよろしいですね?

[安達秀樹委員(京都府医師会副会長)]
 それで結構です。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 はい、それじゃ順番......、邉見委員、どうぞ。
 

【目次】
 P2 → 病棟薬剤師の業務等 (診療側・支払側委員)
 P3 → 医師の処方権等 (診療側委員)
 P4 → 看護師の業務範囲等 (診療側委員)
 P5 → 「社会保障国民会議」の意義 (診療側委員)
 P6 → 看護職の交代制勤務 (診療側委員)
 P7 → 外来医療の役割分担等 (診療側委員)
 P8 → 病棟薬剤師の役割 (診療側委員)
 P9 → 介護福祉士の評価等 (診療側委員)
 P10 → 病棟薬剤師の業務等 (診療側委員)
 P11 → 看護職の交代制勤務等 (診療側委員)
 P12 → がんの地域連携等 (診療側委員)
 P13 → 看護職の交代制勤務等 (専門委員等)
 P14 → 地域連携の評価等 (診療側委員)
 P15 → 議事運営等 (公益委員)
 P16 → 外来医療の役割分担等 (支払側委員)
 P17 → 外来医療の役割分担等 (支払側委員)
 P18 → 介護福祉士の評価 (診療側委員)
 P19 → 議事運営等 (公益委員)

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