今回は、番組取材から。
お尻から足にかけての痛み、いわゆる「坐骨神経痛」で悩んでいませんか?
そして、「この痛みはどうせ治らない・・・」「もう高齢だからしかたない・・・」と
あきらめていませんか?
国際医療福祉大学附属三田病院の福井康之先生にうかがいました。
坐骨神経痛を起こす原因の二大疾患は、
「椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」。
50歳以上の坐骨神経痛の多くは、「腰部脊柱管狭窄症」が原因だそうです。
ことしのお正月にタレントのみのもんたさんが手術したことでも話題になりました。
この病気は、一定時間歩いたり、立ったりするとお尻から足にかけてジーンと重い痛みが走り、
休むと痛みがひくという「間欠性破行(かんけつせいはこう)」が特徴的な症状。
そして「腰部脊柱管狭窄症」だと診断がついたら、
まず薬物治療や理学療法、ブロック治療などの保存的治療をおこない、
3ヶ月を目安に効果がみられない場合に、手術を検討します。
手術は一般的には1~2時間。
翌日からリハビリテーションを開始し、2週間くらいで退院でき、
デスクワークであれば退院直後から可能とは、意外なスピード感!
何よりも、もっともたいせつなことは「なぜ痛みが起こっているのか」という原因を
専門医に、正しく、診断してもらうことだそうです。
腰痛で悩んでいるかた、あきらめる前に一度専門医に相談してみてはいかがでしょうか。