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ニュース〜医療の今がわかる

後期研修班会議1

「ビジョン具体化検討会を行ってみて、医師数の不足と、地域や診療科による医師の偏在の2つのポイントが浮かび上がってきた。医師の数に関しては、閣議決定を見直して増やすという判断をした。文部科学省と緊密な連携をとって、来年度予算に医学部の定員増を要求している。対して偏在については、いろいろな角度からの意見があったが、中で教育・研修制度の在り方というのが浮かび上がってきた。そこで一つは文部科学省と共同で臨床研修制度に関する検討会を立ち上げた。もう一つ専門医をどう育てるのか後期研修に関する研究班を立ち上げようというのが、この班だ。

私も現場のプロフェッサーの意見を聴いたり、若い学生たちの意見を聴いたり、いろいろと現場を見てきた。どういう形のプログラムを組めばいいのか、大学の実習と臨床研修と内容がダブって勿体ないという意見があり、しかしまた新制度は医師の絶対的な総合力のレベルアップをめざしているもので成果はある、片一方で地域や診療科の偏在に拍車をかけているという話もあり、極端なことを言う人は、2年を1年に減らすだけで随分医師が増えるということを言う人もいる。

この問題を考えるには教育全体を見る必要があると思う。もう一つの検討会でも言ったことだが、わたし自身も大学の教官をしていて、研究者の資質と教育者の資質は違って、私などは自分の研究に専念したいたちだった。それが果して教師像としてはどうなのか。教官の質を論文数だけで評価していいのか。たとえ論文の数は少なくとも、本日岡井先生もお見えだが、この先生に出会ったから、たとえ訴訟リスクは高くとも産科医を続けるんだという人が出てくる、そういうのが一番だと思う。しかしながら、教官をどのように評価するのかは文部科学省の中にルールがあって、そこまでメスを入れないと教育全体は語れないということで文部科学省と共同の検討会を設けたわけだ。

これはあくまでも研究班なので、皆さん専門家が見てどうなのか、大臣にも誰にも遠慮することなく、いろいろな形の提案を出していただきたい。ぜひ皆様に頑張っていただきたい」

土屋
「それでは検討会に参加していなかった新しい班員4人をご紹介する」

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