2009年12月のアーカイブ

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2009年12月28日

年末の「独り言」~都のNICU増床政策に関連して

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月28日 18:24

 東京都は22日、都内のNICU(新生児集中治療管理室)を2014年度末までに、現在の約1.5倍となる320床にまで増床することを決めました。国が決めたNICU増床政策を受けたものです。それについて感じたことなど、普段はコメント欄としか使っていない本ブログですが、久しぶりに「独り言」として使ってみようかと思います。(熊田梨恵)

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2009年12月25日

予防接種法「不退転の決意で大改正」と上田局長

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月25日 13:42

 予防接種法の大規模改正をにらんだ厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会が、25日に新設されて始まった。普段は公の場であまり発言しない上田博三・厚生労働省健康局長が、「我々としても不退転の決意で大改正に取り組む」と述べた。記録として残しておく。またこの日、日本脳炎予防接種のあり方を検討する小委の設置が決まった。(川口恭)

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2009年12月24日

早稲田大学で講義します

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月24日 20:44

1月6日の午後2時40分~4時10分
早稲田大学の『フリーペーパー講座』にて講義を1コマ担当します。
7号館2階の教室だそうです。

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2009年12月23日

12月22日の中医協 (ブリーフィング) コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年12月23日 21:06

 厚生労働省は12月22日、今年最後となる中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の薬価専門部会と総会を開催した。会議終了後に厚労省の担当者が行った記者ブリーフィングの概要をお伝えする。(新井裕充)

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スーパー総合、「週1件ペースでうまく機能している」-杉本充弘日赤医療センター産科部長

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月23日 11:58

 救命処置が必要な妊婦を24時間体制で必ず受け入れる「スーパー総合周産期センター」の輪番システムが東京都で3月末に開始して以来、12月20日までの間に「スーパー総合」の受け入れに該当すると判断された搬送が36件あったことが22日、都が公表した調査で分かった。「スーパー総合」の1つに指定されている日赤医療センター(渋谷区)の杉本充弘産科部長は取材に対し、「当初は週2件ぐらいを予測していたが、週に1件程度だった。軽傷者がもっと搬送されてくるかと思っていたが、適正に判断されてうまく機能している。無理なく運用できていると思う」と感想を述べた。(熊田梨恵)

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一般通報の4割が未受診妊婦-都の搬送コーディネート業務実績

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月23日 03:57

 東京都が8月末に開始した妊婦や新生児の救急搬送コーディネーターについて、11月30日までに93件の実績があったことが22日、都が公表した調査で分かった。コーディネーターが通報を受ける経路は、119番通報から直接コーディネートにつなげる「一般通報」と、産科クリニックなどから産科救急の機能を持つ施設に搬送を依頼をする「転院搬送」があるが、「一般通報」でコーディネートされた妊婦の約4割がかかりつけ医のいない「未受診妊婦」だった。都の担当者は「何かあった時にスムーズに受診できるように、妊娠が分かったら母子手帳を持ち、かかりつけの産科医療機関を持ってもらいたい」と話している。(熊田梨恵)

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2009年12月22日

漢方の保険適用継続決まる コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月22日 14:21

 保険適用を残してという運動の盛り上がっていた漢方薬について22日、民主党から関係団体に「保険適用を継続する」との連絡が入った。(川口恭)

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2009年12月21日

がんセンター中央病院 麻酔科医フル体制へ コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月21日 19:35

 一昨年に麻酔科医の大量退職が起きた国立がんセンター中央病院で、来年4月から大量退職前を大きく上回る常勤医14人の体制となる見通しが明らかになった。(川口恭)

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2009年12月20日

12月18日の中医協 (ブリーフィング) コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年12月20日 14:48

 厚生労働省は12月18日、中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の保険医療材料専門部会、総会、基本問題小委員会を開催した。会議終了後に厚労省の担当者が行った記者ブリーフィングの概要をお伝えする。(新井裕充)

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大学教官の給料あげてやって 鈴木文科副大臣vs.癌研幹部 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月20日 10:56

 16日に行われた鈴木寛文部科学副大臣の癌研研究所での講演会。癌研幹部との質疑応答が面白かったのでご紹介する。(川口恭)

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2009年12月19日

脳卒中週間の不思議 解説

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月19日 17:47

 12 月20日号のクイズは以下の2問でした。

【問1】寒くなると脳卒中発作も増えてきます。さて日本脳卒中協会が提唱する「脳卒中週間」はいつ?
①1月25~31日
②5月25~31日
③10月25~31日

【問2】脳卒中週間を啓発するポスターが貼り出されるのは、全国の医療機関と、どこ?
①役所
②郵便局
③理髪店

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2009年12月18日

事務局長「2回に何を期待?」と凄む コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月18日 19:40

 16日の『新型インフルエンザワクチンに関する有識者との意見交換会』のなかで、厚生労働省の官僚たちは足立信也政務官や外部専門家から仕事を増やされるのを非常に嫌がっていることと、有識者もその意を忖度して動いていることのよく分かるやりとりがあった。人情としては大変よく理解できるのだが、同じように仕事を減らす配慮を前線に対してしているだろうか。(川口恭)

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国会議員がパブコメ?

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月18日 16:15

 民主党の国会議員約160人から成る「適切な医療費を考える議員連盟」の桜井充会長は15日の会見で、2012年度診療報酬改定に対する議連の意見を厚労省への「パブリックコメント」としても出していく考えを示した。しかしパブコメは、省庁が制度改正の”仕上げ”として行う形だけのもので、影響力などないに等しい。国会議員は議員立法の提案など国民と違った権限が与えられているにも関わらず、なぜ医療費議連は従来の枠組みの中で活動しようとするのだろうか。(熊田梨恵)

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植民地か独立か それが問題だ コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月18日 15:24

 バタバタしているうちに、会合から1週間経過してしまったけれど、11日の内閣府『独立行政法人ガバナンス検討チーム』の議論の模様の続きをお伝えする。キモは、上図左のような現行組織だと「主務大臣が主務官庁にすり変わってしまって、理事長は主務官庁を向いて仕事をせざるを得ないので、ミッションを向いて仕事できるよう右の仕組みに変えるべき」(大久保委員)という点が、チームの総意としてまとめられるかどうかだった。(川口恭)

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2009年12月17日

救命士の業務拡大 重症患者へのブドウ糖投与や静脈路確保、実施の見通し

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月17日 18:59

 厚生労働省医政局の中野公介救急医療対策専門官は17日、厚労省で検討中の救急救命士の業務範囲拡大について、「血糖測定と低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与」と、「心肺機能停止前の静脈路確保と輸液の実施」については来年春にも認められていくとの方向性を示した。(熊田梨恵)

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新設医学部は、立派な病院を持つ所に コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月17日 17:27

 鈴木寛・文部科学副大臣は16日、個人的意見と断ったうえで、来年度から検討を始める医学部新設について、その設置主体は「立派な病院と看護師養成校を持つ所がふさわしい」と述べた。(川口恭)

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12月16日の中医協 (ブリーフィング) コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年12月17日 10:58

 厚生労働省は12月16日、中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の基本問題小委員会を開催した。会議終了後に厚労省の担当者が行った記者ブリーフィングの概要をお伝えする。(新井裕充)

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新スパコン 医療界も使って コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月17日 00:04

 文部科学省の鈴木寛副大臣は16日、癌研究会研究所で開かれた講演会で、この日計画を見直した上で予算の復活が認められた次世代スーパーコンピュータに関して、「皆さんもぜひ使ってほしい。基礎の創薬も考えられるが、それ以上に考えていただきたいのは患者情報のデータマイニング」と、医療界にも開かれたインフラであることを説明した。(川口恭)

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2009年12月16日

民主党医療費議連、診療報酬改定に向け検討チーム立ち上げへ

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月16日 22:17

 民主党の国会議員から成る「適切な医療費を考える議員連盟」の桜井充会長は15日の会合後記者会見で、2010年度診療報酬改定に向けて議連としての提言をまとめていくため、医科や歯科などに分けた個別の検討チームを立ち上げて議論を進めていく方針を明らかにした。(熊田梨恵)

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診療報酬本体「1.73%引き上げ」では不十分―民主・医療費議連

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月16日 22:15

 民主党の国会議員から成る「適切な医療費を考える議員連盟」の桜井充会長は15日の会合後記者会見で、14日に厚生労働省の足立信也政務官が2010年度診療報酬改定で本体部分に1.73%の引き上げが必要との認識を示したと報道されていることについて、「不十分以外の何物でもない」と述べ、マニフェストで約束した医療費増額を実現するには足りないと主張した。(熊田梨恵)

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中高生も1回打ちへ コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月16日 17:10

 厚生労働省の『新型インフルエンザワクチンに関する有識者との意見交換会』が16日に開かれ、臨床試験の結果を踏まえて、妊婦と中高生に関してワクチンを2回接種せず1回接種で構わないだろうとの判断が了承された。厚労省では、この判断を受けて同日中に方針を示すという。(川口恭)

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ワクチン接種順 柔軟化を「検討」 厚労省

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月16日 16:51

 16日の『意見交換会』の席上、新型インフルエンザ対策推進本部事務局長の岸田修一厚生労働省審議官が、ワクチン接種のスケジュールに関して柔軟化を「検討している」と述べた。余ったワクチンを接種対象者以外に打って批判されたり、廃棄して批判されたりと、現場にとって対処に困る事態が起きているとの指摘に対して答えた。ただし、健康成人も対象者に加えてよいか、に関しては福島靖正・結核感染症課長は時期尚早との見方を示した。(川口恭)

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NC独立か植民地のままか 11日の内閣府検討チーム コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月16日 11:57

 11日の内閣府『独立行政法人ガバナンス検討チーム』の議論の模様をご紹介する。NCが厚生労働省の支配がら脱するのか、植民地のままなのかを分けるとあって、非常に中身の濃い白熱した議論が展開された。ただし、最後の最後で「大臣一任」となって、水面下でまだ色々とありそうだ。(川口恭)

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2009年12月15日

厳戒の米国大使館でジェネリックシンポジウム コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月15日 19:24

ジェネリック医薬品の先進地アメリカ、その大使館で15日、「こうやればもっと普及するんじゃない?」という趣旨のシンポジウムが開かれた。聴講者が入り口で携帯電話まで取り上げられるという会場設定は、こわもてのガイアツを想起させるが、一方でアメリカでは官は民の利益のために動くのだなあ、日本とは全然違うなあということも痛感させられた。で実は中身も結構おもしろかった。(川口恭)

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事業仕分けの国立大運営交付金見直し判定、「医療界に影響ない」-鈴木寛文科副大臣

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月15日 18:41

 文部科学省の鈴木寛副大臣は15日、行政刷新会議の「事業仕分け」で国立大学法人運営費交付金の位置付けなどについて見直しを求める判定が出たことについて、医療界に対する影響はないとの見解を示した。(熊田梨恵)

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2009年12月14日

単なるお墨付き授与 新型インフル ワクチン検討会 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月14日 20:19

 昨日行われた新型インフルエンザワクチンの副反応検討会の模様をお伝えする。仕掛けだけは仰々しかったが、事務方に注文をつける意見は無視されて、結局厚生労働省の方針を追認しただけだった。(川口恭)

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心肺停止患者の搬送時間、奈良県が最長-消防庁調べ

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月14日 19:25

 2008年に救急搬送された患者のうち救急隊が心肺停止を疑ったケースで、119番通報を受けてから病院に運ばれるまでの時間が最も長かったのは奈良県の37.7分で、全国平均の32.4分を約5分上回っていたことが、総務省消防庁の調べで分かった。全ての救急搬送で病院収容までの平均時間は35.0分と、心肺停止状態の患者の搬送時間の方が短くなっている。(熊田梨恵)

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気になった報道あれこれ、ちょっとずつ。

投稿者: | 投稿日時: 2009年12月14日 18:50

このところ、さほど派手には取り上げられないものの、またいくつか気になる報道がちょこちょこと出てきました。新しい話のほか、以前から気になっていた話題に関連するものや続報が相次いでいます。

①たばこの警告文は逆効果? 喫煙増やす可能性
②ヒブワクチン:足りない 供給量、0~4歳人口の5% 「任意接種」裏目
③英国滞在期間「1カ月以上」に 厚労省、献血禁止基準を緩和
④体外受精など、二重チェックの徹底を 学会、指針改定
⑤奇跡の医療革命!お母さんたちが立ち上がった!


今日はこれらをちょっとずつ、まとめて振り返ってみようと思っています。

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2009年12月13日

ロット差ありやなしや コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月13日 19:15

 13日に行われた新型インフルエンザワクチンの安全性を議論する検討会に、

ワクチンの製造者別、ロット別に副反応の数・割合を出した資料
が提出された。委員からは、差がないと判断してよいのだよねと助け舟を出す質問があったが、事務局の回答は奥歯にものが挟まったような歯切れの悪いものだった。(川口恭)

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あれ、疫学調査は? コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月13日 18:42

 新型インフルエンザワクチンの安全性について検討する厚生労働省の検討会が13日、開かれた。前回に引き続いて、委員の何名かから疫学的データ解析の必要性を指摘する声が出たが、事務局は何も言及せず、座長も「これまで通りの対応で」と取りまとめてしまった。(川口恭)

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2009年12月12日

12月11日の中医協 (ブリーフィング) コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年12月12日 20:27

 厚生労働省は12月11日、中央社会保険医療協議会(会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の保険医療材料専門部会と薬価専門部会、基本問題小委員会を開催した。会議終了後に厚労省の担当者が行った記者ブリーフィングの概要をお伝えする。(新井裕充)

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医学部新設の議論、来年から コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月12日 12:27

 文部科学省の鈴木寛・副大臣は11日、都内で開かれたシンポジウムの中で、80年以降増えていない大学医学部を「新設するかどうか、来年から議論を深めていく場を設けることが決まっている」と、医師養成数をさらに増やすために医学部新設も視野に入れていることを明らかにした。(川口恭)

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大学医学部に112億円 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月12日 12:26

 文部科学省の鈴木寛副大臣は11日、都内で開かれたシンポジウムの中で、先頃閣議決定された第二次補正予算の中に、大学医学部の定員増をにらんで約112億円の養成体制強化費が盛りこまれていることを明らかにした。(川口恭)

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2009年12月11日

NC支配権を厚労省に残すか コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月11日 18:43

 内閣府の『独立行政法人ガバナンス検討チーム』が11日、ナショナルセンター(NC)の独法化に関する4回目の会合を開いた。理事長などの選考を、厚生労働大臣ではなく新たに内閣府に設ける『独立行政法人管理委員会』で行うことなどが提言された。この日で議論をいったん終了して、仙谷由人・行政刷新相に対応を一任することになった。仙谷氏が今後、平野博文官房長官、長妻昭厚生労働大臣と折衝し、結論を出すという。。(川口恭)

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妊産婦死亡、即時で病理解剖につなげるシステムを-来年1月に産婦人科医会が報告システム開始

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月11日 14:00

 日本産婦人科医会(寺尾俊彦会長)は来年1月1日から、妊産婦死亡が起こった場合に現場の医師がスムーズに病理解剖につなげられるよう情報提供し、必要に応じて医会本部による原因分析や追跡調査を行う「妊産婦死亡報告システム」を始める。石渡勇常務理事は、現状では医療事故が起こった場合に「解剖せざるを得ないとなると(警察に届けて)司法解剖にゆだねることになる」と述べ、24時間対応で病理解剖につなげられるシステムにしたいと強調した。(熊田梨恵)

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大野病院事件の再検証はしない―産婦人科医会、医療問題弁護団要望書への見解

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月11日 11:45

 日本産婦人科医会(寺尾俊彦会長)は9日に開いた記者懇談会で、医療問題弁護団(鈴木利広代表)から提出された「福島県立大野病院事件」に関する事故調査委員会の設置などを求める要望書に対し、「個々の事例についての再度の検証はなかなか難しい」として個別検証を行う予定はないとの見解を示した。国内で発生した妊産婦死亡の事例についてシステム的に検証を行っていくなど「トータルとしての医療の底上げ」で再発防止を図りたいとした。(熊田梨恵)

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2009年12月10日

財務省との闘い始まっている 足立・厚労政務官 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月10日 21:18

 厚生労働省の足立信也大臣政務官は10日夜、都内の会合で挨拶し、「診療報酬を巡って財務省との闘いが始まっている。我々だけ頑張ってもダメ。審議の過程を知っていただいて、参加していただきたい」と医療界の支援を求めた。(川口恭)

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12月9日の中医協 (ブリーフィング) コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年12月10日 16:41

 厚生労働省は12月9日、中央社会保険医療協議会(会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の総会と薬価専門部会を開催した。予定していた保険医療材料専門部会と基本問題小委員会は中止になった。会議終了後に厚労省の担当者が行った記者ブリーフィングの概要をお伝えする。(新井裕充)

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法改正先取りしてでもガバナンス確立を 仙谷氏、NC検証チームで

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月10日 15:52

 8日に行われた内閣府の『独立行政法人ガバナンス検討チーム』第3回会合の議論の後半(前半はこちら)。独立行政法人通則法の改正が大筋の方向となり、理事長の選任方法などが議論された。厚生労働省は、なすすべなくサンドバッグのままだった。(川口恭)

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「中医協の意見書」が密室で決裂、問われる国民代表 コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年12月10日 04:32

 診療報酬の引き上げを求める声は、国民を代表する立場の公益委員には届かなかった。約2時間の密室協議の末、公益委員は「中医協として診療報酬改定についての意見を(厚生労働大臣に)具申することは行わない」との決定を下したが、診療側からは「1号(支払)側の意見を公益委員が採り入れた」など不満の声が上がっている。(新井裕充)

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産婦人科医会への事故報告、08年は350件-分娩時の母体や胎児異常など

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月10日 03:40

 2008年に日本産婦人科医会(寺尾俊彦会長)に寄せられた、医療紛争になる可能性があると医療機関が判断した妊産婦死亡など産科関連の医療事故は350件あったことが同会のまとめで分かった。このうち同会が報告書の提出を求めたのは178件で、分娩時の母体や胎児の異常に関するケースが過半数を占めていた。(熊田梨恵)

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長期債務ゼロでスタートを NC独法化 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月10日 00:08

 内閣府の『独立行政法人ガバナンス検討チーム』第3回会合が8日開かれた。4月に独立行政法人化する6つのナショナルセンター(NC)について、長期債務を一切背負わせない形でスタートさせるとの意見が大勢を占めた。一足先に独立行政法人化した国立大学病院が借金返済のため"瀕死"になっている現実もあり、この方針が貫徹されるか注目される。(川口恭)

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2009年12月09日

整形外科医の年収で食い違う主張 財務省「4200万」、学会「583万」

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月09日 14:19

 日本臨床整形外科学会の藤野圭司理事長は3日に開かれた民主党の医療議連のヒアリングで、行政刷新会議の「事業仕分け」で整形外科医の年収が「4200万円」と示されたことに反論し、実際の年収は「583万円」と主張した。どうしてここまで大きく食い違うのだろうか。(熊田梨恵)

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NC 特定業者と癒着? 検証チームで報告 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月09日 12:45

 8日に開かれた内閣府の『独立行政法人ガバナンス検討チーム』第3回会合で、ナショナルセンター(NC)の物品調達相手が一部の業者に偏っていると報告された。委員からは「異常」、「購買のプロが必要」との声が上がった。(川口恭)

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「正体不明」の3800億円―柔道整復師の年間保険請求額、医療費議連での議論

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月09日 00:08

 「整形外科医が行う運動器などのリハは年間5600億円。一方で柔道整復師による捻挫などへの施術には3800億円が使われている。これをどう見るか」「柔道整復師への保険給付費が日本の医療統計のどこに入っているのか、何度厚労省に聞いても分からない。正体不明の数字だ」「接骨院も整形外科も、患者にとっては両方に『先生』がいる」―。腫物に触るように扱われ、医療界の"ブラックボックス"とされる柔道整復師の保険請求問題が、にわかにできたばかりの民主党の医療議連で話題に上がった。(熊田梨恵)

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2009年12月08日

NC看護師 モチベーションも処遇も低い コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月08日 23:16

 内閣府の『独立行政法人ガバナンス検討チーム』が、6つあるナショナルセンターの全職員を対象に匿名アンケートを実施中だ。これまでに計200人ほどから回答があったという。事務局の中間報告によれば、「医師はモチベーションが高く処遇が悪い、看護師はモチベーションも処遇も低い傾向にある」という。(川口恭)

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無認可保育園と乳幼児突然死症候群について改めて。

投稿者: | 投稿日時: 2009年12月08日 16:45

こんな報道がありました。

●保育所での死亡、6年間で52人 昼寝中の事例目立つ
(2009年12月8日 朝日新聞)

自分も息子を保育園に預けており、しかも来年には、うまくいけば(何しろ激戦なので)生まれてくる下の子供もお世話になろうかという身です。そう思ってみても、また乳幼児突然死症候群(SIDS)そのものについても、この記事はいくつか見過ごせない要素を含んでいました。

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漢方署名 期間を延長

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月08日 05:45

事業仕分けに端を発した「漢方の保険適用を残して」署名、本来は昨日で終了でしたが、期限を今週末まで延期するそうです。

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2009年12月07日

大学病院は限界 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月07日 11:58

 先月27日の中央社会保険医療協議会(中医協)で嘉山孝正委員(山形大学医学部長)がこんなプレゼンテーションをしたそうだ。大学病院の実態が分かるという点と並んで、特定機能病院を独立行政法人化する前に気をつけておかないといけない点も見え、内閣府の検証チームと厚生労働省との間でつばぜり合いが行われているナショナルセンターの問題にも通じるものがあり、興味深いのでご紹介する。(川口恭)

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診療報酬改定率など政務三役の見解、官僚の意向で9日以降に

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月07日 11:10

 厚生労働省の政務三役が今日にも示す予定だった、改定率を含めた診療報酬改定の基本方針が、保険局医療課からの「強い申し入れ」により、中医協の開かれる9日以降にずれ込むことが分かった。(熊田梨恵)

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2009年12月06日

差別医療か、平等な医療か コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年12月06日 08:32

 すべての病人を救うか、優先順位を付けるか。すべての命を平等に扱うのか、"無意味な延命措置"があると考えるのか。医療サービスに優先順位を付けるなら、「医療費全体の底上げ」は矛盾しないか。平等な医療提供を求めながら、「医療費のメリハリ」を口にするのは矛盾しないか。(新井裕充)

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2009年12月05日

新型インフルワクチン 疫学解析を コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月05日 17:11

 先月30日に新型インフルエンザワクチンの安全性について検討する厚生労働省の検討会が開かれた。接種後まもなくの高齢者の死亡が相次いでいることに関して、委員からは「ワクチンとは関係ない」という意見が大勢を占めたが、「関係あるとかないとか言えるだけの疫学データが示されていない」と参考人から「待った」がかかり、事務局は研究班に依頼して解析を行うと約束した。(川口恭)

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2009年12月04日

12月4日の中医協 (ブリーフィング) コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年12月04日 23:11

 厚生労働省は12月4日、中央社会保険医療協議会(会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の基本問題小委員会と総会を開催した。会議終了後に厚労省の担当者が行ったブリーフィング(記者説明)の模様をお伝えする。(新井裕充)

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医療費増額は税金投入と窓口負担増で対応を-医療費議連

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月04日 20:37

 民主党の国会議員でつくる「適切な医療費を考える議員連盟」の桜井充会長(参院議員)は4日の記者会見で、医療費増額を求めていく際の財源について、保険料の引き上げは税金で賄うとして、一定の窓口負担増も有り得るとの見解を示した。(熊田梨恵)

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医療費増額求める決議文、幹事長室預かりに-医療費議連

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月04日 18:44

 民主党の国会議員約160人から成る「適切な医療費を考える議員連盟(桜井充会長・参院議員)」は4日、診療報酬のプラス改定や補助金増額などを求める決議文を、陳情対応を取りまとめる高嶋良充筆頭副幹事長に提出した。桜井会長は会見で、「9日の段階で『最重要項目』として内閣に申し入れしていただきたいというお願いをした。9日にどのような取扱いを受けるかによって今後を検討していきたい」と述べた。決議内容は他分野からの要望とともに、幹事長室で予算編成に向けた精査を受ける格好となり、民主党がマニフェストで約束した"医療費増額"であるにもかかわらず、一筋縄ではいかなさそうだ。(熊田梨恵)

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第一次提言3割が知らず PMDA職員調査(中間) コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月04日 18:06

 厚生労働省の『薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会』第19回会合が4日開かれ、ひと悶着の末に実施されたPMDA全職員と薬事担当厚生労働職員への匿名アンケートに関して中間報告が行われた。自分たちが俎上に上っているにも関わらず3割近い職員が、この検討会で出された第一次提言のことを知らなかった。(川口恭)

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ヒブワクチン、10ヶ月待ちって・・・。

投稿者: | 投稿日時: 2009年12月04日 16:06

このブログではこれまで、ワクチンといえば新型インフルエンザのことばかり触れてきました。しかし我ながら気にかかりつつも、きちんと検討せずにすごしてきてしまったものがあります。ヒブワクチン。ロハス・メディカルのニュースでもちょうど1ヶ月ちょっとまえに、定期接種を求める署名提出勉強会について報じられていました。

ヒブワクチンは、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)による細菌性髄膜炎を予防するもの。接種は、生後2か月から5歳未満の乳幼児が対象です。

私はのんきで、もうすぐ3歳になる長男が生まれたときにはまだ国内未販売、昨年の販売時にもほぼ2歳だったこともあり、なんとなく敏感に反応・対応せずに、ここまでずるずる来てしまった感じです。それでも長男もまだ3歳、来年生まれる子供ももちろん、きちんと受けさせたいと今更ながら思っています。


ただ、問題が2つ。まず費用負担。任意接種ですから、子供2人となればかなり頭の痛いところです。そして何より、そもそもワクチンが足りていないようなのです。

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2009年12月03日

MRIC:臨時 vol 346 「事業仕分けと御用学者」

投稿者: 中村利仁 | 投稿日時: 2009年12月03日 23:25

 11月17日午後、1時間以上遅れて始まった国立保健医療科学院の事業仕分けで、
驚いたことに医療政策の研究者の個人名が上げられて事業の是非を巡る議論が行われ
ました。

(以下、下記でお読み下さい。)
http://medg.jp/mt/2009/11/-vol-346.html

診療報酬ネットで3%増、医療クラーク10万人増を―医療費議連、決議文を明日幹事長に提出へ

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月03日 21:26

 民主党の国会議員160人から成る「適切な医療費を考える議員連盟(桜井充会長・参院議員)」は2日、2010年度診療報酬改定で「ネットでプラス3%以上」の改定を求める決議文を、明日にも幹事長室に提出することを決めた。補助金で医療クラークを10万人雇えるようにすることや、「事業仕分け」の対象になった「医師等人材確保対策の推進事業」の予算の倍増、漢方薬の保険適用の継続も求める。(熊田梨恵)

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厚労省のなし崩し公募案 認められず NC理事長 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月03日 18:46

 先月27日に設置された内閣府の『独立行政法人ガバナンス検討チーム』第2回会合が3日開かれた。国立高度専門医療センター(NC)6つの理事長について、週明け7日に公募を開始し年内に任命する案が厚生労働省から示されたが、それ以前に財務内容が不透明だとの意見が相次ぎ、結論は出なかった。(川口恭)

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12月2日の中医協 (ブリーフィング) コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年12月03日 16:52

 厚生労働省は12月2日、中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の総会と基本問題小委員会、薬価専門部会を開催した。会議終了後に厚労省の担当者が行ったブリーフィング(記者説明)の模様をお伝えする。(新井裕充)

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2009年12月02日

民主党は「医療」でまとまれるのか

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月02日 19:11

 「民主党の上の方の人たちは大学病院とかは見ているけど、本当の意味での現場、地域のところは見ていないんだよ」―。民主党の国会議員でつくる「適切な医療費を考える議員連盟」の桜井充会長(参院議員)は1日、現政権が考える医療政策に対する不満をあらわにした。桜井会長は今週末にも医療費増額を求める要望を行い、その後は医療・介護政策全般を幅広く扱っていく考えだ。ただ与党内からは、「議連がうまくやれば身動きが取れなくなっている政務三役を助ける連携プレーになるが、ヘタしたらただの内ゲバ」との声も聞かれる。(熊田梨恵)

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2009年12月01日

漢方の保険外し反対署名 第一陣27万人分 厚労省へ コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月01日 23:06

 先月11日の事業仕分けで漢方薬を含む市販品類似薬を保険適用外とする方針が示されたことに対し、日本東洋医学会、NPO健康医療開発機構、日本臨床漢方医会、医療志民の会の4団体は1日、漢方薬の保険適用継続を求める27万3636人分の署名を、厚生労働省に提出した。対応した外口崇保険局長は「政務三役ともよく相談して、後々に禍根を残さないようにしたい」と述べた。(川口恭)

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医療費議連 予算編成後、医療・介護政策全般に活動範囲を拡大へ

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月01日 22:48

 民主党の国会議員約120人が集まる「適切な医療費を考える議員連盟」の桜井充会長(参院議員)は1日の記者会見で、予算編成終了後は議論の幅を医療・介護政策全般に広げていくとの方針を示し、今後の活動内容が来夏の次期参院選の医療マニフェストにも影響する可能性を示唆した。(熊田梨恵)

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医療費議連、今週中に小沢幹事長、厚労省、財務省に医療費増額を要望

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月01日 22:47

 民主党の国会議員からなる「適切な医療費を考える議員連盟」の桜井充会長(参院議員)は1日、国会が閉会する4日までに、厚労省と財務省の政務三役に対し、医療費の増額を要望する方針を明らかにした。小沢一郎幹事長にも同様に求めていくとして、「これをやらないと選挙は勝てない。医療業界の関係者はみんな民主党の政策に期待している」と述べた。(熊田梨恵)

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DPC病院の延命は"ブラックボックス" ─ 調整係数廃止で コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年12月01日 12:19

 DPCを導入している病院の延命に重大な影響を与える「調整係数の廃止」をめぐる問題で、厚生労働省は新たに「基礎係数」という概念を持ち出した。厚労省の担当者は「"ブラックボックス"を設定するつもりではない」などと釈明しているが、信用できるだろうか。(新井裕充)

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