実践編

記者会見を実況する

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月28日 11:42

一昨日のエントリーで書いた全国医学部長病院長会議の声明文
予想通りマスコミでは報じていない。
取材に来てなかったのかというとそんなことはなくて
用意された15席は全部埋まったし
そのうち2人ほどは
発表者の嘉山孝正・山形大医学部長とケンカ腰のやりとりをしていた。


非常に示唆に富むというか何というか
自分たちは一方的に報じる側であり
その振る舞いを報じられるということに無自覚ということが改めて分かった。
自分の過去を振り返っても同じだったので急に責めるのは若干気の毒な気もするが
抜粋再現してみる。

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循環器病センター治験問題に医学部長会議が声明

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月26日 17:46

本日、循環器病センターで起きた補助人工心臓治験中の
男性が亡くなった事案に関して
全国医学部長病院長会議が会見を開きます。


どういう関係があるんだろうかと最初は怪訝な気持ちでしたが
早めに会場についたら
(寒くて外で時間を潰せなかったのです)
声明文が置いてあって
それを読んでいるうちに、なるほどと思うようになりました。
医療事故調問題とリンクさせて見ると厚生労働省の対応がとんでもないようです。
まずは声明文を先にご紹介します。

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医療再生議連第7回会合

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月21日 11:55

実は、先週木曜の周産期・救急懇談会の2時間前に、こんなのもあった。
消防庁と文部科学省から説明を受けるということで
しかし検討会などをリアルタイムで傍聴している身からすると目新しい情報は特になく
(検討会だって、現場の状況からはズレていると言われることが多いのに)
国権の最高機関といいながら
現場からきちんと情報を届けないと
政策決定に必要な情報は得られないんでないかと感じた。

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臨床研修検討会4(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月20日 15:45

マスメディアの報道によると「臨床研修2年が1年に短縮される」らしいが
検討会を聴いていた限り、そんな結論は出ていない。
ご覧いただきたい。

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医学生の会勉強会3(vs.日医)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月19日 21:31

本日、年末進行の峠。
でも医学生さんたちが日本医師会の内田健夫常任理事と勉強会をするというので、若干遅刻したけれど覗いてきた。
非常に密度が濃く面白かった。
丁寧に書いた方がよいと分かってはいるが
余裕がないので、内田発言の中で特に記憶に残ったことを羅列する。

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周産期・救急懇談会5(ハイライト)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月18日 21:27

(20日に追記)
まず報告書案

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臨床研修検討会4(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月17日 19:22

前回積み残したアンケート結果が報告された。
大学病院と研修指定病院との間に明らかな傾向の違いがあり
なかなか興味深いものがあるので先に見ておいていただこう。

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救急情報研究会1(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月17日 17:58

周産期救急懇談会の1回目の最後に舛添大臣が
情報通信技術で何とかならんのかと発言したなと思っていたら
厚労省と経産省の合同で『救急患者の医療機関への受け入れを支援する情報活用等に関する研究会』なるものが発足してしまった。
傍聴録を書く身としては(そして最近全然書けてない身としては)
またかと思いつつ、でも何だか無心に近づいてきたような気もする。
趣旨や委員名簿は こちら

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周産期・救急懇談会4(ハイライト)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月08日 22:59

本日は、阿真、嘉山、田村、杉本の4人が欠席。
この日は長期的な視野に立った議論とのことで
報告もそんなに急がないと思われるので
一番最後の舛添大臣の挨拶から。

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後期研修班会議5(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月05日 18:31

土屋
「勝手連的に学生が手伝ってくれるようになった。身の引き締まる思いだし、後期研修を軌道に乗せられるような、しっかりとした提言をまとめたい」
ということでスタート。
本日は、総合医・家庭医の育成を進めている
いわゆる3学会の代表からヒアリング
プレゼンの中身は資料がサイトに上がったところでリンクしつつ説明するとして
ディスカッションの部分を急ぎご報告。

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死因究明検討会17(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月01日 18:54

モデル事業について
第4回でもヒアリングしたのをさらに重ねてヒアリングとのこと。
特に調整看護師の人がとてもいいキャラクターでホっとした気分になった。

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周産期・救急懇談会1(3)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月28日 09:47

ずいぶんと遅くなって申し訳ない。
ハイライト)()(
1回目の報告はこれで全部だ。

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周産期・救急懇談会3(つづきというか1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月26日 22:02

前半部についてはハイライトとして昨日書いたので本日は後半部。
合体すると、ほぼ全部通しになる感じ。

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周産期・救急懇談会3(ハイライト)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月25日 20:48

前回から3連休を挟んで本日またあった。
阿真さんがいい味を出していて、今回は報告のし甲斐がある。
では冒頭の大臣挨拶から。

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”患者の声を医療政策に反映させる”(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月24日 08:07

パネルディスカッションから。
伊藤理事長、そしてやはり副代表世話人の海辺陽子・癌と共に生きる会副会長の2人が加わる。

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”患者の声を医療政策に反映させる”(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月22日 20:01

不勉強で知らなかったのだが
ことし7月に「患者の声を医療政策に反映させるあり方協議会」という
患者団体のサポートシステムを構築するために患者団体が集まった団体
(ややこしくて申し訳ない)ができていたらしい。
で、その団体が勉強会として

「衆議院解散前夜 3政党が医療政策を語る」
〜あなたはどの政策を支持しますか?〜

というものを、日本製薬工業協会(製薬協)会議室で開いたので行ってきた。
3党を代表して、自民、公明、民主の医療政策を担当する国会議員が来るという。


先だって行われた「現場からの医療改革推進協議会」と全く同様に
良くも悪くも現在の最先端と限界との両方が見えた会合だった。

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後期研修班会議4(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月21日 20:40

逐語報告しなきゃいけないものが溜まりすぎて
(ついでに本業も大渋滞)
何が何だか分からなくなってきた今日この頃だが
週末を利用して、少しでも「負債」整理に励みたい。


まずは、これ。(その1

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周産期・救急懇談会2(ハイライト)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月20日 20:59

こんなにたくさんの委員が資料を出した会が今までにあっただろうか。
座長を除く12人がそれぞれ提出して
その他に参考人3人も当然ながら資料を提出している。


いろいろな地域でいろいろな立場の人が様々に工夫していることが
よく分かって大変勉強になったのと
こんなに現場が多様な以上
厚生労働省にできることは、何か一律の基準を押しつけることではなく
それぞれの努力を支えることしかないんじゃないかと改めて思った。

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後期研修班会議4(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月19日 20:08

臨床研修検討会の1時間後。
全国医学部長病院長会議の代表として小川彰・岩手医大学長がプレゼン。
嘉山孝正・山形大医学部長も一緒に検討会からハシゴして来た。
プレゼンは1時間弱と長かったので、資料がアップされたらリンクする。

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臨床研修検討会3

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月18日 20:51

本日はこの会合の後に後期研修の班会議もあって
班会議に参考人として出てきた検討会委員の小川彰・岩手医科大学学長が
この日の議論を総括して
「4回目には結論を出そうかということになっているのだが、なかなか難しいかもしれない」と述べたように話は拡散してまとまりを欠いた。今まで2回何も発言をしなかった矢崎義雄・国立病院機構理事長も生き返ったかのように弁舌を奮った。


国会会期中で舛添大臣は出席せず。
大臣の「2年を1年に短縮プラン」は日の目を見ないのかもしれない。

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死因究明検討会16(3)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月14日 12:24

木下委員と嘉山参考人の罵り合いに前田座長が割って入ったところから。
いきなり爆弾発言が飛び出す。


順を追って読みたい方は、(a → b → )で、どうぞ。

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周産期・救急懇談会1(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月14日 11:33

手が回らずにいたら次回開催のご案内が出てしまった。
あわわわわ急がないと。冒頭の大臣挨拶は、こちら
で、その後から。

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医学生の会勉強会1

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月11日 23:48

この日の講師は土屋了介・国立がんセンター中央病院院長。
後期研修班会議の班長でもある。
参加した医学生は当初申し込みがあっただけでも10大学約80人とのことだった。
全学年いたが、中心は3年、4年のようだ。


勉強会とは言うものの、実際は学生たちが土屋院長に意見をぶつけるスタイル。
やはり気後れするのか、最初はお行儀のよい質問が続いたが
段々と自分の体験に根ざした勢いのあるものが出てくる。
いくつかご紹介する。

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死因究明検討会16(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月11日 12:14

後廻しになってしまっているのだが
徳田、宮脇の両参考人も大事なことを言っている。
嘉山参考人と違って、陳述は資料にかなり忠実だったので
とりあえず資料だけでも先に見ておいていただくことにしよう。


徳田常任理事の資料
宮脇会長の資料

死因究明検討会16(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月10日 19:19

普通でない、としか言いようのない会議だった。
・全日本病院協会の徳田禎久常任理事
・全国医学部長病院長会議の嘉山孝正・大学病院の医療事故対策に関する委員会委員長(山形大学医学部長)
・医療過誤原告の会、宮脇正和会長
の3人からのヒアリングして質疑応答という流れだったのだが
長引いて、皆さんたくさん喋ったので
時系列に順々ではなく、普通でなかったところを先にご報告してしまおう。

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周産期・救急懇談会1(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月10日 14:01

ハイライトは、こちら
少しずつ全文起こしをめざします。

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後期研修班会議3(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月08日 23:24

つづきから。

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後期研修班会議3(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月06日 18:28

過去2回は最初から最後まで録画をしていたテレビカメラがなくなった。
個人的には、録っておいてほしかったなと思うやりとりが多かったんだけど。


日本学術会議の『医療のイノベーション検討委員会』委員長である
桐野高明・国立国際医療センター総長からヒアリング。
最初の15分は、その委員会が今年6月に政府に対して提出した要望
『信頼に支えられた医療の実現−医療を崩壊させないためにー』を踏まえつつ
桐野委員長がプレゼン。その後で1時間15分ほど質疑応答。

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周産期・救急懇談会1(ハイライト)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月05日 22:26

個人的には困ったことに、とても面白かった。
書かないわけにいかない。
でも全文丁寧に起こすだけの余裕がないので
まずハイライトをいくつか。
ちなみに、懇談会の委員はこちら
やたら「あ」行の人が多い。


まずは、先日書いた「看板」に関連する話。

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周産期・救急懇談会1(0)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月05日 17:02

昨日の夜になって突然、厚生労働省から
「周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇談会」というものを開くとの
お知らせがされました。
この後、午後6時からです。


そもそもがニュースメディアでなく
お金になる仕事もしないと干上がってしまう身としては
突然予定に割り込んでくる話は大変困りますし
だいたい何が結論になったとしても予算化できないこの時期に
何の意味があるんだろうかと悪態の一つもつきたいところですが
しかし無視するわけにもいかないので行ってきます。
(すごい愚痴だなあ)

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ピンチをチャンスに

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月04日 19:11

募金バナー.jpg





この医療崩壊局面は、認めたくはなくとも国民自らが招いたことです。
切り抜けるには、誰か一部の人の力ではなくて、広く国民全体の力が必要です。


ただし「国民全体」が独り歩きするのは要注意。
「誰かがやるでしょ」という意識になりやすく
誰も真剣にやらないということになりかねないからです。

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死因究明検討会15(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月01日 16:18

質疑応答から。

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民の志プロジェクト始動!!

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月01日 00:00

募金バナー.jpg

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死因究明検討会15(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月31日 20:26

今日という今日は言わせてもらうぜ


こんなタンカが聞こえるような検討会だった。


皆さん大注目の『診療行為に関連した死亡に係る原因究明等の在り方に関する検討会』も、ついに15回目まで来てしまった。今回の会場は四谷の弘済会館。前回までの議論は、こちら から。委員はこちら。これまで大抵時間通りに終っていたのだけれど、今回は樋口委員すら一言も発言しなかったのに大変に長引いた。
それもこれも、参考人が「ケツをまくった」から。


この破天荒さをどこまでお伝えできるか自信ないが
頑張ってコツコツ書いてみる。

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声明文

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月31日 11:06

墨東病院での妊婦さんが亡くなった件に関連して
産科医療協議会から以下の声明文が出されました。
謹んで転載申し上げます。


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終末期医療懇談会1(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月29日 19:01

議論のつづき。

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終末期医療懇談会1(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月28日 10:24

昨日の肝炎会議を前半だけで中座したのは、午後4時から
第一回の終末期医療のあり方に関する懇談会
が開かれたから。
肝炎会議も大事だけれど、こちらはもっと見逃せないでしょう。
ということで、委員名簿はこちら

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薬害肝炎検討会6

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月27日 19:06

第6回薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会
が、午後3時から厚労省で開かれた。
本日は訳あって前半のみの傍聴。
でも大臣がいたのも前半の30分だけだったから
前半だけサラっとご報告しても、それなりに意味あるだろう。
委員名簿は、こちら

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臨床研修検討会2(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月18日 05:03

少し余計なエントリーを書きすぎたようだ。
検討会に戻って、討論から。

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臨床研修検討会2(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月16日 20:02

厚生労働省と文部科学省が合同で開いている
『臨床研修制度のあり方等に関する検討会』の第二回会議が開催された。
委員名簿は、こちら
資料も こちら
先日の後期研修班会議で珍答弁を繰り返した日本医師会の飯沼常任理事
それから国立病院機構の矢崎理事長の2人が欠席。


矢崎理事長は臨床研修制度誕生の立役者だけに
前回は一言も発言をせず
そして今回また欠席したことに意図を感じざるを得ない。

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後期研修班会議2(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月10日 19:20

お待たせしました。


この日は
日本専門医制評価・認定機構の池田康夫理事長
日本医師会の飯沼雅朗常任理事
の2人からヒアリング。
2人のプレゼンの内容は、追って公開される班のサイトをご覧いただきたい。
ここでは、まさに真剣勝負という感じの質疑応答をご紹介する。

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後期研修班会議2(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月09日 19:16

本日の午前中は、これの傍聴。
真剣勝負の火花が散っていて
午後の死因究明検討会より、よほど報告し甲斐があるのだけれど
(ゆえに午後になって気分が重くなった)
でもまあ、そうは言ってもねえ、ということで、少々お待ちいただきたい。

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死因究明検討会14(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月09日 16:55

3月以来なので流れを忘れてしまった方
初めて見る方もいることだろう。
過去の模様は、こちら をご覧いただきたい。


さて実は、これまでやってきたような逐一報告をする必要があるか悩んでいる。

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薬害肝炎検討会

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月03日 16:31

7月に中間とりまとめの行われた「薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会」が
昨日から再開された。
油断していて見に行きそこなってしまったのだが
行った人から、面白いやりとりがあったと教えてもらった。

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佐藤章・周産期医療の崩壊をくいとめる会代表インタビュー

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年09月30日 13:56

お待たせいたしました。


ここで頑張ってこそ、大野病院事件に区切りが付けられる
~佐藤章 周産期医療の崩壊をくいとめる会代表 インタビュー~
聴き手  ロハス・メディカル発行人 川口恭

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後期臨床研修 班会議1(4)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年09月25日 07:06

沈黙を守っていた山田班員が口を開く。

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後期研修 班会議1(3)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年09月24日 09:17

土屋班長の発言は続く
「次に具体的な進め方についてお話をしたい」

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後期臨床研修 班会議1(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年09月23日 08:35

それでは会議の模様を。
舛添大臣の挨拶から。

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後期臨床研修 班会議1(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年09月22日 17:12

昨日のMRICで、突如以下のようなメールが送られてきた。
その時間には大事なアポがあったのだが
こちらも見逃せないので、リスケしてもらって傍聴に行って来た。

第1回 「医療における安心・希望確保のための 専門医・家庭医(医師後期研修制度)のあり方に関する研究」班会議の開催について

国立がんセンター中央病院長 土屋了介

「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会において、国民に 質の高い医療を提供するために必要な、我が国の土壌にあった医師の後期研修のあり方について検討すべきとされたことを受けて、「医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期研修制度)のあり方に関する研究」班会議を開催することとなりましたので、お知らせいたします。検討会での方針に従って、第三者機関の設立や公的資金の投入についても含め検討したいと考 えております。

1 日時
平成20年9月22日(月) 13時~15時

2 場所
厚生労働省 専用第18,19,20 会議室 (17階)

3 議題
医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期研修制度)のあり方について

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『横着』の張本人

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年09月11日 11:09

臨床研修の検討会が挟まってしまったため
先週土曜日のシンポジウム報告がお留守になった。
その間にCBニュースなどである程度の模様は報じられたので
) () () () (
全体報告はご勘弁いただいて
いくつか個人的な視点で振り返ってみたい。

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桑江千鶴子先生より

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年09月10日 09:32

下記、文章を頂戴いたしました。
謹んで掲載させていただきます。


  「医療裁判で真実が明らかになるのか」
―対立を超えて・信頼に基づいた医療を再構築するためにー
    2008.8.30   都立府中病院産婦人科部長
             桑江千鶴子

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臨床研修検討会1(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年09月09日 15:29

議論開始から。

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ビジョン新検討会7(3)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年08月29日 06:26

大熊委員の発言の後から。

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ビジョン新検討会7(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年08月28日 16:42

昨日書いた問題は
どうやら持ち回りで文案を回した最後が大熊委員になってしまい
そうなったのは、大熊委員が文筆で生活している人なので
できるだけ穴のない状態で見せたいという思惑が働いてのことだったのだけれど
それに別の構図を感じ取った大熊委員が噛みついたということのようです。


「私だけ抜きの文章」というより
「私の意見が最後に回された文章」で
でも、そこに大熊委員が合意しなかったため
結果的に「私だけ抜きの文章」になってしまった、と。

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ビジョン新検討会7(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年08月27日 20:01

昨日の昼前に案内が出て今日開催。
先週に予告されていたとはいえ慌ただしい。
本日で中間とりまとめ、とのこと。
出席者は、こちらをご参照されたい。


とりまとめの内容は他のメディアでも速報されると思うので
急いで書く必要もあるまい。
それより複雑怪奇というか何というか
解釈に苦しむことが発生したので
議論の模様を採録する前に書いておきたい。

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ビジョン新検討会4(完)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年08月25日 22:30

一昨日・昨日と所用で都内を離れておりました。
ら、ちょうど、そこにこの検討会の5回目、6回目が開催されて
まったく傍聴できなかったため
この報告に、あんまり意味がなくなってしまいました。


そうは言っても記録のため程度には意味があると思うので
最後のディスカッションの部分も書いておきます。

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ビジョン新検討会4(3)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年08月23日 00:09

続いてディスカッション前の3委員の発表。

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ビジョン新検討会4(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年08月22日 05:29

続いて麻酔科の山田教授。

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ビジョン新検討会4(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年08月21日 21:16

前回に続いて、外では雷が鳴っていた。


今回も密度濃く2時間あって全部書き終わるには少々時間がかかりそうなので、小刻みにご報告する。

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雨傘番組

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年08月21日 00:01


8月20日は公判終了後に「福島大野事件が地域産科医療にもたらした影響を考える」も開催された。
私は「裁判傍聴をして」という報告をした。
ただし、裁判傍聴に入れない可能性も十分にあったので
入れなかったら、この内容で話をしようと思って準備していた。


丹波新聞の足立記者からは「こっちも話せばよかったのに」と言われた。
それもそうだなと思ったので
シンポジウムの模様をご報告する前に「雨傘番組」を掲載する。

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福島県立大野病院事件 判決公判

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年08月20日 21:15

すっかりご報告が遅れて申し訳ありません。
判決は皆様すでにご存じと思いますし
マスコミでも、だいぶ報じられているので
一般のメディアが書かないようなことを中心にご報告します。

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ビジョン新検討会3

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年08月05日 15:47

外では割れ鐘のような雷鳴が轟いていて
時折、会議室の蛍光灯が勝手に消える
そんなちょっとホラーチックな第3回会議。
あらかじめ書いておくと
相変わらず面白かったけれど特に何かが決まったわけではない。


報告に入ろう。

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ビジョン新検討会2

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月30日 20:13

予定調和などあったものではない。
とにかく面白い。が、果たしてまとまるのか心配になる。
早速ご報告する。
委員名簿は、こちらをご参照いただきたい。

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ビジョン新検討会1

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月18日 09:35

昨日の夕刻に開かれた新しい検討会。
タイトルは『「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会』。
この前まで開かれていたのは
『「安心と希望の医療確保ビジョン」会議』。
政治側のメンバーは変わってないけれど
医療側・市民側メンバーは総入れ替え。
誰が新検討会のメンバーなのかは、こちらをご参照いただきたい。


県立柏原病院小児科を守る会の丹生さんは欠席。
「守る会を通して学んだことや希望を伝えたい」とメッセージを寄せた。


さて、検討会のタイトルを見ただけだと
何がどう違うのか、なぜ改めて検討会を設置する必要があるのか
今イチよく分からなかったのだが
以下の舛添大臣の趣旨説明で、ああなるほどと思った。

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新ビジョン会議1(0)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月17日 16:01

しばらくイレギュラーなエントリーが続きましたが
本日から、またこれまでのようなコンテンツも入れていきます。
とりあえず本夕、標題のものがあるようなので行ってきます。
(前回のビジョン会議との関係が今イチ分かってない。。。)

改めまして(完)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月16日 08:33

医療が正当に評価されてない感に話を戻します。


3個前のエントリーに「もにょ」様がコメントくださってますように
医療者は、医療の価値を自明のもので説明不要と考えているように見えます。
しかし社会一般から見ると決してそうではありません。
医療者は、医療は進歩し続けるのが当然
そのために行動することこそ医師の使命と考えているように見えます。
しかし社会一般から見ると決してそうではありません。
技量の進歩(というより熟練でしょうか)は求めていても
高度化、重装備化を必ずしも求めているわけではありません。


この齟齬に、ほとんどの医療者が気づいていないと思います。

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続々・改めまして

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月15日 14:49

誰が情報を知らせるべきか、という問いを立てると
必ず
それはマスコミだ、マスコミがちゃんと伝えてくれないのが悪いのだ
という話になります。


マスコミ人が一般に不勉強なのは、その通りなのですが
ではマスコミが不勉強だとあげつらったら状況は改善するのでしょうか。
本日の論に入る前に
5月に東京都保険医協会シンポジウムでお話しさせていただいた事をお読みください。

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続・改めまして

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月14日 17:23

ここから、皆さんにいただいたご意見を参考に
学会での発表から、もう少し発展させた部分になります。

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改めまして

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月13日 17:59

インターベンション学会で私がお話しさせていただいたことに関して
多数のコメントをいただき、ありがとうございました。
そう読まれたか、こりゃ表現が悪かったな、と考えさせられることも多く
しかし個人的にはとても大事な事だと思っているので
改めて表現を整えてエントリーしてみます。
ご意見ございましたら、どんどんお寄せください。

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インターベンション学会報告(7完)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月12日 09:19

結局1週間がかりの報告になってしまった。
しんがりは黒川衛・全国医師連盟代表。

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インターベンション学会報告(6)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月11日 12:10

6番手は、お待たせしましたの小松秀樹・虎の門病院泌尿器科部長。

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インターベンション学会報告(5)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月10日 12:05

5番手は、諏訪赤十字病院の大和真史副院長。

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インターベンション学会報告(4)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月09日 16:22

4番手は池上直己・慶應大教授。

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インターベンション学会報告(3)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月08日 12:44

1日遅れで3番目の寺野彰・独協医科大学学長の発表の模様をご報告する。

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怒れ!日本国民

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月07日 19:52

その2
インターベンション学会の3番目として寺野彰・独協医大学長の発表を紹介するつもりだった。
そのご報告をやめることにして、でもなぜか寺野先生は登場する。


以前チラっと書いた厚労省が日本版FDAみたいなものを作ろうとしている件。
毎度おなじみのCBニュースにに分けて面白い報告がされていたので
今日は、私も傍聴に行ってみたのである。
その座長が寺野先生である。


行かなきゃ良かった、と心から思った。
蒸し風呂のような部屋で2時間のはずが3時間半以上かかって
まあ、それでもちゃんとやっていれば文句はなかったのに
私にも宿題が溜まっているのに
こんなにヒドイ進行をされては、書かないわけにいかないではないか!

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インターベンション学会報告(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月06日 09:59

非常に盛りだくさんで密度の濃い発表が続いたので
ちゃんとフォローできるか、あまり自信はないのですが
ちょっとずつ、ご紹介していきます。

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インターベンション学会報告(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月04日 18:00

まず自分の話した内容から。
他の人の分は、おいおい。

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~ ウソをつく官僚は、クビを切るしかない ~

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年06月28日 17:21

昨日、舛添要一厚生労働大臣のインタビューを行いました。
ロハス・メディカル8月号で『ビジョン』の特集を行うのに併せたものです。
あまりにも内容が面白いので先行して公開いたします。

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安心と希望のビジョン会議

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年06月18日 18:42

ビジョン案なるものが示された。
恐らくそのままビジョンになるのだろう。
何しろ、会議の前に事務方が会見しちゃったくらいだから。
先日まではぎっしり席を埋めて傍聴していた厚労省の中堅幹部たちも8人しかいない。


さておき、ビジョンの現物はすぐに厚労省サイトにアップされると思うので、そちらを見てほしい。
された=19日に追記)
若干セレモニー感は漂うが、後になって
「あの時のあれがそうかあ。しまったあ」とならないよう
各人の発言を拾ってみよう。

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安心と希望のビジョン会議9(最初から)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年05月31日 16:14

ハイライトから後ろを昨日のエントリーで記した。
本日は、最初からハイライトのところまで。

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安心と希望のビジョン会議9

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年05月30日 16:40

めちゃくちゃ面白かった。
まずはビジョンの骨子案をご覧いただきたい。

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福島県立大野病院事件・最終弁論公判(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年05月17日 06:58

福島は快晴。
最近の習慣として福島駅から裁判所まで歩く。
さわやかな初夏の趣で大変気分がよい。
凍えながら開廷を待った時期が二度あったなあ
初公判から1年以上経ったんだなあ、としみじみ感慨にふける。


法廷に入ってみると、S検事は残っていたものの、検察官の顔ぶれがまた変わっていた。
初公判の時からは総入れ替えされたことになる。
開廷前に平岩主任弁護士から検察側に弁論のプリントアウトが渡される。
全150ページ。他に経過資料。
その分厚さに検察官、苦笑い。

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福島県立大野病院事件・最終弁論公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年05月16日 19:45

詳細はいつものように周産期医療の崩壊をくいとめる会サイトを
ご覧ください。


本論は次エントリーに書くとして
まずは、結審直前の被告人・加藤克彦医師の最終陳述。


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福島県立大野病院事件公判(弁)0

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年05月16日 05:52

行って参ります。
果たして入れるでしょうか。


傍聴券27枚、162人、ちょうど6倍。
軒並みハズレ、でもマスコミが取りすぎたようで
結局いつものメンバーは大体入れた。
午後からは、鈴木寛・医療再生議連幹事長も登場の予定。

安心とビジョン会議8(前から)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年05月15日 00:58

舛添大臣が登場した後の議論を前のエントリーに記した。
順序前後で、会議冒頭から改めて記す。

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安心とビジョン会議8(速)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年05月14日 21:09

前回はどうも消化不良感があったのだが今回は面白かった。
皆さんも早く知りたいと思うので
サビの舛添大臣が登場してから後の模様を先に報告する。
前半部が後回しで少々分かりづらいところもあるかもしれないが
書き起こしが終了した時点で整える。

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安心と希望のビジョン会議7(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年04月29日 16:05

すっかりお待たせしました。
ようやくGW進行も峠を越えたので
順次ご報告していきます。

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安心と希望のビジョン会議7(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年04月24日 17:08

丸3日も放置していてすみませんでした。
メディア特有のGW進行というのがあって手が回らなかったのもありますが
正直、この会議は一体何だったのか
よく分からなくなってしまい、視座を定められずにおります。

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議連発足記念・真の公聴会

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年04月13日 09:43

医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟のシンポジウム。
恥ずかしながら、初めて日比谷公会堂へ入った。


午後5時半の開場前から100人ほどが列を作り
歴史的イベントのような雰囲気をプンプン漂わせる。
最終的には一階席がほぼ埋まり、二階席にも入っていたそうなので
来場者は1000人を少し超えるくらいだろうか。


出席した国会議員は、壇上に上がったのが
五十音順に
尾辻秀久会長、塩崎恭久副会長、鈴木寛幹事長、世耕弘成幹事長代理、仙谷由人会長代理、西田実仁副幹事長
会場にいたのが
足立信也事務局次長、逢坂誠二代議士、小池晃幹事、萩生田光一事務局次長、橋本岳代議士。
週末は選挙区回りをしなければならないという常識からすると
特に壇上に上がらず会場にいた代議士(参院議員はともかく)は
本気で医療に取り組もうとしていると思ってよいだろう。


盛り沢山の内容なので、当方も駆け足でご報告する。

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安心と希望のビジョン会議6

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年04月08日 22:11

前回まではガラガラだったのに急に超満員。
誰か何か言ったのだろうか。
本日は地域医療について
小川克弘・むつ総合病院院長
草場鉄周・北海道家庭医療学センター院長
須古博信・済生会熊本病院院長
の3人からヒアリング。
では、順にご報告します。

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議連第3回会合

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年03月27日 15:25

前回6日の第2回会合はロハスTSと重なってしまったため久々のご報告になる。
一般紙では全然報じられないと思うので、丁寧にお伝えすることにしよう。

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福島県立大野病院事件論告求刑公判

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年03月21日 23:48

こんなに長くやるなら午前からやってくれればいいのに
という長時間の早口朗読。
まずは求刑へとつながる最後の部分のみ
周産期医療の崩壊をくいとめる会M先生の記録にて。

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安心と希望のビジョン会議5(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年03月20日 12:34

事務局から「医師でない医療者からのヒアリング」と趣旨説明。
陳述したのは歯科医師を代表して田上順次・東京医科歯科大歯学部長
看護師を代表して坂本すが・東京医療保健大教授
助産師を代表して堀内成子・聖路加看護大教授。


陳述後の討論が非常に白熱して面白かったのだが
順序通りに報告しないと訳分からなくなるし
もちろん陳述も面白かったので
少しずつでも着実に報告していきたい。

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リハビリ行政訴訟

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年03月17日 13:44

4月からの診療報酬改定で
リハビリの必要な重症患者たちが行き場を失うことになるとの
声が上がっております
澤田石順さんという医師が明日、厚生労働省を相手どって
行政訴訟を起こすとのこと。


まだ事情がよく呑み込めていないのですが
急ぎ勉強しましてロハス・メディカル5月20日号にて
リハビリの特集を組みます。

緊急シンポジウム(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年03月16日 23:12

可及的速やかに御報告しますが
とりあえず「枠取り」です。

緊急シンポジウム

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年03月15日 21:52

本日『医療の良心を守る市民の会』の主催で
緊急シンポジウム「中立公正な医療事故調査機関の早期設立を望む」
というものが開かれたので行ってきた。


約200人の会場はほぼ満員。
もの凄く大勢のマスコミが来ていて驚いた。
テレビカメラがTBSと関西テレビ。
記者も例えば朝日新聞は6人来ていたという。
私などは、この会合の存在を直前まで全然知らなかったのだが
プレスリリースは各方面に流してあったということだろう。

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死因究明検討会13

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年03月12日 16:34

本日午後開催。
ちなみに前回までの議論は、こちら

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安心と希望のビジョン会議3(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年03月08日 07:36

今週、仕事の一つのヤマがあって
すっかり更新が滞ってしまった。


前半部はこちら
後半の花田院長の陳述から報告を続ける。

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安心と希望のビジョン会議3(?)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月27日 06:34

さて順々にご報告する。
会場についてみたら、看板も資料も「第4回」になっていた。
私の記憶では、たしか3回目のはずなのだが
知らないうちにどこかで1回開催されたのだろうか。
だとしたら報告し漏れてしまったことになるな、と不安になる。
戻って事前の案内を確認したら、やはり3回目と書いてある。
ナゾだ。


この日は残念ながら舛添大臣は欠席。
陳述人は陳述順に
中川恵一・東大病院放射線科准教授、緩和ケア診療部長
桑江千鶴子・都立府中病院産婦人科部長
花田直樹・花田こどもクリニック院長
山本保博・日本医学大学救急医学主任教授
一足先に崩壊が始まったと叫ばれている産科・小児科・救急に
担い手が足りないという共通項で
がんの中川准教授が乗っかったというところだろうか。

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ビジョン会議3(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月26日 18:32

なかなか時間が取れないので
昨日の最大の収穫と思ったこと、一点ご紹介。

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安心と希望ビジョン会議3

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月25日 14:47

本日夕方から開催されるので行って参ります。
東大のがん治療医が癌になって の共著者
中川恵一先生も陳述人になっているそうです。

亀田訴訟、国民は怒るべきだ

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月24日 18:54

東大医科研で
亀田テオフィリン訴訟の事例を医学的に検討する
オープンカンファレンスが開かれたので傍聴してきた。


素人なりに非常に勉強になったのと
こんな司法を放置していたら国民は大いに困ると思ったのと
司法内部では、どう考えるのか知りたいと思ったのと。
くだらない感想は置いて、報告を始める。

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死因究明検討会12

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月20日 16:49

9回目までの議論は、こちら
10回目の傍聴記は、こちら
前回の傍聴記は、こちら


本日は、堺委員と高本委員が欠席。
参考人として矢作直樹・東大病院救急部長が出席。
矢作教授はモデル事業の東京地域代表だという。

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福島県立大野病院事件公判傍聴記(全)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月18日 00:01

加藤克彦医師が逮捕されて今日で丸2年になります。
激動の2年だったと思います。
良い機会なので
いつかまとめようと思いながら手つかずで放置していた
拙ブログの裁判傍聴録を一つにまとめてみました。
ご活用いただければ幸いです。

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緊急市民公開講演会

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月16日 18:26

日本集中治療医学会の中に会場を設定して
「『萎縮医療』、『たらい回し』をストップするための緊急提言」
なる公開シンポジウムが開催されたので行ってきた。


いわゆる医療事故調問題に関して
主要な方々が初めて平場で真摯に議論した。
司会の自治医大・瀬尾憲正教授が最後、感きわまって涙を流していた。
それぐらい掛け値無しに
素晴らしい集会だったので急ぎご報告する。

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議連

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月12日 17:39

自公民共社ほかの超党派議員らによる
『医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟』
が本日午後設立されたので、その総会を覗いて来た。
議連の仕掛け人は
ロハス・メディカルでもおなじみの鈴木寛・参院議員である。

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医療ADR連絡協議会・研究会(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月04日 23:53

セッション2から。

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医療ADR連絡協議会・研究会(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月03日 20:47

都内は久しぶりの本格的な雪。
街ゆく人の数も心なしか少なく感じる。
そんな中
息を白く吐きながら竹芝まで行って参りました。

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死因究明検討会11

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年01月31日 20:33

いつアップされるかと首を長くしてお待ちだった皆様
大変お待たせしてすみませんでした。
最近ちょっと忙しいのでご容赦ください。
さて標題の検討会、本日午前に開催され、行って参りました。


そもそも前提部分がおかしいという大問題はさておき
以前に比べれば真摯に議論が行われていたと思います。
今回は山口委員のみ欠席。
ご報告します。

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安心と希望ビジョン会議2(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年01月30日 20:57

有識者2人の陳述を受けての議論からである。

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安心と希望ビジョン会議2(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年01月29日 20:37

舛添厚生労働大臣肝入りの標題会議。
本日夕刻に2回目がありました。
(1回目の模様はこちら


文句なしに面白かったし勉強にもなったので
早速、ちょっとずつご報告する。

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福島県立大野病院事件第12回公判(速報)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年01月25日 16:01

本日、私は別の取材があって福島へ参れませんでした。
周産期医療の崩壊をくいとめる会のM先生より
速報がありましたので、掲載いたします。
遺族の方の意見陳述があったようです。
早口だったのでメモに抜けが多いかもしれない、とのことです。

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安心と希望ビジョン会議1(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年01月08日 00:14

どうせ厚生労働省の検討会 と思っていたのは
私の目が曇っていた。


見る所さえ見ていれば
いつものとは違うと分かって然るべきだった。
さて、どこが違ったでしょうか?

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も一つMRICより

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月29日 07:59

もう一本
死因究明検討会がらみで論文が流れてきました。
筆者は、上昌広先生です。
どうぞ!

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MRICより

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月28日 17:42

MRICから
死因究明検討会がらみの論文が流れてきました。
筆者は満岡渉先生です。
どうぞ!

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死因究明検討会10(報告)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月27日 18:09

本日は鮎澤委員のみ欠席。

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死因究明検討会10(その前に)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月27日 14:19

年末のクソ忙しい時に! と思っていましたが傍聴席は満席。
業界内の関心が急速に高まっているのを感じます。
この議論を追いかけていくと、
行政、司法、メディアといった既存の枠組みが
凄まじく制度疲労を起こしていると気づかざるを得ないので
できるだけ多くの心ある方に注目してほしいと思います。


ただ、途中から参加した方々は
この検討会がどういう流れで進んできたか分からないと思います。
ここに一通りの流れを記しました。


第一回 07年4月20日開催
 それに対して学術会議がこんなことをして
第二回 07年5月11日開催
第三回 ()() 07年6月8日開催
第四回 07年6月27日開催
第五回 ()() 07年7月13日開催
第六回 07年7月26日開催
第七回 07年8月10日開催
 ここで一端中間とりまとめが出るわけですが
 それに関してメディアにも、こんなことが起きます。
 (後日、考察したもの
 そして厚生労働省の第二次試案が示されて
第八回 07年10月26日開催
 それに対し短期で大量の批判的なパブリックコメントが寄せられ
第九回 07年11月8日開催
この後、自民党案が示されて現在に至ります。


小松秀樹先生より5

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月26日 17:14

またまた届きました。
どうぞ!

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MRICより転載

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月25日 11:41

下記のようなものがMRICで配信されてきました。
井上弁護士は23日のシンポジウムでも
目から鱗の落ちるような話をしていました。
大変勉強になると思いますので皆様もどうぞ。
 

                         2007年12月25日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 Medical Research Information Centerメルマガ 臨時 vol 66

   ■□ 4つの原因究明 □■
      ―死因究明制度・厚労省第二次試案の法的「目的」は?―

                        弁護士  井上清成

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●バックナンバーはこちら=====>> http://mric.tanaka.md
●MRICの配信をご希望される方は touroku@mricj.com へ!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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医療崩壊と司法の論理(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月24日 16:58

少々長くなってきたので
パネルディスカッションから稿を改める。

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医療崩壊と司法の論理(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月23日 20:51

表題のようなシンポジウムが
早稲田大学で開かれたので行ってきた。
シンポジストは法律家3人、医師3人。
「なるほど」と思うことが多々あった。

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福島県立大野病院事件第11回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月21日 20:54

被告人・加藤克彦医師に対する3回目の証人質問。
検察側に何か隠し玉でもあるのかと思ったが
相変わらずの
「あの時と言うことが違うじゃないか」攻撃だった。


今日が訴訟全体の中でどうのような重みを持つのか知らない。
裁判長の心証らしきものが垣間見えたような発言はあった。
ただ、判決が出るまで安心はできないし
訴訟を離れて思うこともあり、後味はよくなかった。

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福島県立大野病院事件第11回公判(0)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月21日 05:40

本日は弁護側の申請した証人の尋問が認められず
被告人質問とのこと。
行って参ります。


(午前9時半に追記)
初めて傍聴券が当たりました。

判決文(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月20日 22:55

亀田訴訟の東京高裁判決文。
裁判所の判断部分からです。
当事者の主張など前提部分は(1)をご覧ください。

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判決文(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年12月20日 12:10

亀田訴訟の東京高裁判決文です。
長いのでいくつかに分割してアップします。

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福島県立大野病院事件第10回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年11月30日 16:55

本日の証人は弁護側鑑定人の
池ノ上克・宮崎大産婦人科教授。


池ノ上教授には2ヵ月前にお目にかかったことがある。
その時に比べると明らかに表情が硬い。
前回の岡村州博・東北大教授の公判は見ていないのだが
毎回、医師の証人が検察側の粘着的な尋問にゲンナリしているので
今回も繰り返されるのかなと予感させる。


だが結論から先に言うと
池ノ上教授のあまりにも分かりやすく明解な説明に対して
さすがの検察側も因縁すらつけられなかったのである。

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福島県立大野病院事件第10回公判(0)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年11月30日 03:38

決算と年末進行が重なって首が回りませんが
これだけは外すわけにいかないので行って参ります。
首尾は後ほどご報告します。

小松秀樹先生より2

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年11月22日 20:48

また小松秀樹先生から檄文が届きました。
謹んで掲載させていただきます。

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小松秀樹先生より

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年11月17日 19:28

下記のような文章が送られて来ました。
本日、長崎で開かれた講演会でお話になったそうです。
非常に興味深いものがありますので、そのまま掲載いたします。


日本医師会の大罪
 虎の門病院 泌尿器科
         小松秀樹

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与謝野馨・前内閣官房長官インタビュー

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年11月15日 11:14

~ 世界一の医療制度
   守るには「国民の割り勘」を増やすことも必要 ~
聞き手:ロハス・メディカル発行人 川口恭

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協議会・討論詳録

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年11月14日 13:35

11日に行われた現場からの医療改革推進協議会シンポのうち
特に皆さんの注目度が高いと思われる「医療紛争処理」討論部を
詳録します。

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産科救急懇話会

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年11月12日 21:57

本日夕、厚生労働省主催で文部科学省、消防庁も参加して
『産科救急搬送受入のあり方に関する懇話会』なるものが
開かれた。
いろいろと勉強になることが多かったのでご報告する。

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死因究明検討会9

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年11月08日 12:53

サーバーの移転作業中のため
本日はこちらにて。


(12日追記)新居に記事も移しました。

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福島県立大野病院事件第九回公判(速報3)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年10月27日 02:15

サスペンデッドになっていた
加藤医師に対する被告人質問の続きも行われたそうです。
引き続きM医師の報告です。

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福島県立大野病院事件第九回公判(速報2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年10月27日 01:13

引き続き
「周産期医療の崩壊をくいとめる会」M医師の報告です。

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死因究明検討会8

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年10月26日 17:36

2ヵ月半も間隔が空いたのに突如開催が決まった。
しかも大野病院事件公判と同じ日。
釈然としない気持ちのまま
本日の会場の霞ケ関ビル35階の東京会館へ。
でも傍聴席はさびしい限り。
200席程度あったと思うのだが全部で50人くらいしかいなかった。
議論する側も堺委員、辻本委員が欠席。
日程が急に設定されたからに違いない。

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福島県立大野病院事件公判(速報)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年10月26日 12:50

傍聴に入っている
「周産期医療の崩壊をくいとめる会」のM先生から
午前中の速報が来ました!!
(午後7時30分更新)

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10・03中医協傍聴記

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年10月03日 12:43

本日も「エコノミー席」にぎゅうぎゅう詰めにされて参りました。
行われたのは
診療報酬基本問題小委員会と薬価専門部会。
特に前者が、突っ込みところ満載の面白さだったので
ご報告します。

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福島県立大野病院事件第八回公判

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年09月29日 08:29

大変お待たせしました。
またしても証人1人なのに午後7時半までのロングラン。
証人は弁護側が病理鑑定を依頼した
中山雅弘・大阪府立母子保健総合医療センター病理科部長。


ただでさえ素人には病理の話が難しいうえ
検察側病理鑑定者の証人尋問の際
傍聴を半分しかしてないため
ハッキリ言ってチンプンカンプンだった。
いずれ周産期医療の崩壊をくいとめる会サイトに
精密な尋問録が載るはずだが
それまでのツナギとして、できる限りの報告をしてみたい。

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9・19中医協傍聴記3

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年09月24日 12:14

最後は薬価専門部会である。

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9・19中医協傍聴記2

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年09月21日 13:44

続いて保険医療材料専門部会である。

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9・19中医協傍聴記1

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年09月20日 14:44

昨日、初めて傍聴して参りました。
場所は厚生労働省内の会議室。
傍聴席は、「常連」の方が「エコノミー座席」と表現するくらい
ぎっしりと詰まっていてメモを取るのも大変な感じでした。


初めての傍聴なので肝どころが分からず
どの程度有効なご報告ができるか分かりませんが
面白いと思ったことをいくつか書きます。

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福島県立大野病院事件第七回公判(5)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年09月04日 03:44

ようやく最後まで来ました。

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福島県立大野病院事件第七回公判(4)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年09月03日 17:28

整理が悪く延々と読ませて申し訳ないが
長ーい、長ーい検察側尋問の続きである。
(これでもだいぶ端折っているので
全文は、いずれアップされる
周産期医療の崩壊をくいとめる会」サイトで見てほしい)

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福島県立大野病院事件第七回公判(3)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年09月02日 00:09

午後1時半、再開。
後から振り返れば悪夢のような検察側反対尋問の開始である。


尋問するのは4月に初登場して以来
ソフトに淡々とポイントを積み重ね続けているS検事。
血気にはやった検事がこれ以上無理をして傷を深めないように
フェードアウトの使命を帯びて送りこまれたエースなんだろう
こう思っていた。
しかし
S検事がやるなら、そんな変なことにならないのではという
傍聴席を包んでいた安心感は
次第にダークグレーに染まっていくのである。

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福島県立大野病院事件第七回公判(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年09月01日 18:11

昨日に引き続いての報告。
弁護側の尋問が手術の話になったところから始めたい。

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福島県立大野病院事件第七回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年08月31日 23:35

今回の公判ほど検察の恐ろしさを感じたことはなかった。
何が恐ろしかったのか順に説明していく。


いつもより30分早い9時30分開廷。
この日は
午前午後ぶっ通しで被告人・加藤克彦医師の被告人質問。
グレーのスーツ上下に身を包んだ加藤医師は入廷すると
弁護人と遺族とに一礼してから着席。


尋問の順序がいつもと逆で弁護側からスタート。

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虚報

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年08月12日 15:57

一昨日の厚生労働省死因究明検討会に関して
東京新聞にこんな記事が出ていると教えていただいた。


医療事故 患者死亡時は報告義務 
新組織で検証 違反機関には罰則
2007年8月11日 朝刊


私の傍聴記を読んでいただいた方には分かると思うが
これは明確に虚報・誤報である。

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死因究明検討会7

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年08月10日 10:19

本日、中間とりまとめがなされる予定です。
午後から傍聴に行って参ります。
傍聴記のアップは夕方以降の予定です。

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死因究明検討会6

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年07月26日 16:21

前田座長が「インターネットでいろいろ書かれちゃう」と
言っていたが
今日はそんなにハチャメチャなことはなかったと思う。


何はともあれ
最近いろいろな方から「読んでるよ」と声をかけられることが多く
楽しみに(?)していただいているようなので
なるべく早く、かつ淡々と報告していきたい。

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福島県立大野病院事件第六回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年07月20日 23:19

帰りの東北新幹線のダイヤが乱れたりして
事務作業を片付けているうちに
少々作業着手が遅くなったが、ご報告する。


いつものように逐語再現は
周産期医療の崩壊を食い止める会
やがて掲載されるので
そちらを御覧いただきたい。

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続・死因究明検討会5

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年07月14日 12:30

すっかり更新が遅れて申し訳ありませんでした。
昨日の分の続きからです。

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死因究明検討会5

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年07月13日 12:35

本日は平河町の都道府県会館会議室にて。
ただし、その後で
帰郷するロハス・メディカルのサポーターさん
の壮行会みたいなことをするので
傍聴記のアップロードは少し遅れるかもしれません。
あしからずご了承ください。

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峯直法さんインタビュー

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年07月03日 00:06

明日(4日)朝のNHK総合「おはよう日本」で
骨髄バンク制度やドナー登録制度について特集があり
そこで峯直法さんという方が
骨髄移植経験者として登場するそうです。


実は峯さんとは
3月に別件でお目にかかりインタビューしていたのですが
公開する場のないまま記事がお蔵入りしておりました。
ちょうど良い機会なので公開いたします。
明日の放送もぜひ皆様ご覧ください。

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死因究明検討会4

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年06月27日 17:07

第4回の厚生労働省『診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会』が午後2時から4時まで、厚生労働省で開催されたので、今回も傍聴してきた。


初回と同じ会場だったが
明らかに傍聴人が増え、空席がほとんどないので暑いのなんの。
しかし暑さを苦痛に感じる間もないほど議事進行は大脱線。
座長が最後に何度も「捌きが悪くてすみません」を繰り返した
その顛末と「真相」を早速ご報告したい。

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ADR講座(7)その3

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年06月26日 00:02

とにかく充実した中身だったので
できるだけ忠実に拾おうと思っているとだいぶ時間がかかる。
続いてパネルディスカッションの第二部から。
新しく参加した2氏がまず発言する。

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ADR講座(7)その2

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年06月25日 19:02

昨日の報告の続き。
今日になって遅まきながら気づいたこと。
遺族も一生恨みや怒りを抱えていくのは耐えきれないことで
どこかで心に区切りをつけたいと願うものなのだろう。
ところが医療者が出てこないことによって
いつまでも宙ぶらりの不幸な状態に留め置かれるわけだ。
これは二重の苦しみでないか。
やはり医療者が出ていける場を作らないといけない。

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ADR講座(7)その1

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年06月24日 18:27

患者の声と対話型ADRというシンポジウムが
早稲田大学で開催されたので傍聴してきた。
実に内容が濃く、かつ頭の中がクリアになるものだったので
記憶が鮮明なうちにご報告したい。
ちなみにNHKのカメラも入っていたようだった。


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死因究明検討会3(その2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年06月11日 00:07

8日の検討会傍聴記の続きである。
参考人たちが刺激的なプレゼンをするので
拾っていたら思いのほか長くなってしまった。
検討会委員からの質疑以降はこちらに採録する。

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死因究明検討会3

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年06月08日 11:49

年金だ、コムスンだ、と厚生労働省所管領域の大騒ぎで
クラブ詰め記者たちは、てんやわんやだと思います。
当然、検討会など聴きに行く余裕もないでしょう。


でも実は本日これから、第3回目の
『診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会』が開かれます。
こんな時こそ、ニッチなメディアの出番。
ということで、しっかりと傍聴し、後ほどご報告いたします。

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ADR講座(6)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年06月06日 18:28

ロハス・メディカル6月号にもご登場いただいた
和田仁孝・早稲田大学紛争交渉研究所所長が
6月24日(日)に以下のようなシンポジウムを開くそうです。


これまでも、ちょこちょことADRについて書いて来ましたが
これぞまさに百聞は一見に如かず。
興味のある方には見逃せない場となるはずです。
お問い合わせは、こちらまで。

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福島県立大野病院事件第五回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年05月26日 08:36

この日も検察側証人尋問。
証人は死亡した妊婦さんの子宮を病理鑑定した
福島県立医大のS助手。
たった1人の尋問だったのだが
17時50分まで延々と長引いたらしい。

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ADR講座(5)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年05月17日 16:31

先日、鈴木寛「現場からの医療改革推進協議会」事務総長に
「医師確保法」に関して緊急インタビューした際
ADRの必要性への言及があったので
そこを改めて確認しました。
この文章の要約を
ロハス・メディカル6月20日号に掲載の予定です。

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行政監視

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年05月14日 23:27

鈴木寛・現場からの医療改革推進協議会事務総長が
参議院行政監視委員会で医療をメインに質問するというので
傍聴してきた。

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死因究明機関検討会2

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年05月11日 15:27

前回に引き続き、厚生労働省の「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」を傍聴してきた。


今日の会場は九段会館。
厚生労働省で開かれるとばっかり思って20分前に行ったら
まったく別の会議が開かれていてビックリ仰天。
タクシーに飛び乗って何とか間に合ったが
傍聴席が後ろの方になってしまい
その後の行動スケジュールにも影響したので
こういうのは、よく確認すべきだと反省した。

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つづき

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月30日 15:02

良い天気だというのに
シコシコと学術会議分科会の傍聴記を書いておりました。
つい先ほど
ようやく書き上げたーと思ったところで
保存の際に誤って消してしまいました。
私の何時間かを返して。。。


ということで気を取り直して書き直します。

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学術会議分科会in早稲田

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月29日 20:59

連休ど真ん中の日曜日。
東京は汗ばむくらいの良い天気だった。
弊社オフィスは神宮球場のそばにあり
4月から早大生のハンカチ王子が先発とかで
界隈は大騒ぎだったらしい。


でも私は
ちょうどその試合の時間帯
逆に早稲田大学へお邪魔してきた。
なぜかと言えば。。。

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福島県立大野病院事件第四回公判(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月28日 17:47

続いて午後の部。
作山洋三院長に対する証人尋問である。
午前の部に比べれば実体があったというか
弁護側のチョンボもあって、少しだけ白熱した。

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福島県立大野病院事件第四回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月27日 19:48

一月に一度の公判に本日も行ってきた。
福島は天気晴朗なれど風強し。
法廷内はかなり寒く
そして検察側と弁護側とのやりとりも
随分とあっさりしたものになっていた。
検察が戦意を喪失したようにも見え
勝負がついたかなと思っていたら
弁護側からボーンヘッドが飛び出して、はてさて。

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がんと民主主義

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月25日 16:15

「国会がん患者と家族の会」という団体が
「がん対策推進基本計画」に関する意見交換会
参議院議員会館の第四会議室で先ほどまで開いていた。
何をするのかよく分からないまま、ちょっと傍聴に行ったら
大変感銘を受けたので、ご報告したい。

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序文

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月22日 16:19

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 Medical Research Information Center (MRIC) メルマガ vol 5

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 単行本『いのち輝かそう』に賞主催者である亀井眞樹医師が寄せた序文。

 鳥肌が立つような名文です。ご堪能ください!!

                       MRIC(エムリック)田中
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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検討会

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月20日 17:44

厚生労働省の
「診療行為に関連した死亡に係る
死因究明等の在り方に関する検討会」
の第一回会議が開かれたので傍聴してきた。
この検討会が
昨日、現場からの医療改革推進協議会が出した意見書の
受け取り先にあたる。



こういう検討会は
普通かなり退屈としたものだが
なかなか面白かったのでご報告する。
なおパブコメは今日が〆切なので
昨日の動きは、まだ検討会には報告されていない。

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ADR講座(4)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年04月15日 01:03

少し間が空きましたが、また和田仁孝先生の論文をご紹介します。  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 Medical Research Information Center (MRIC) メルマガ vol 7

     ■□ 医療事故ADRのあり方をめぐって □■

                早稲田大学法務研究科 教授 和田仁孝
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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ADR講座(3)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年03月19日 21:49

                          2007年3月16日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Medical Research Information Center (MRIC) メルマガ 臨時 vol 7

特集 医療紛争を考える

   第1回 「医療事故死因究明制度のあり方をめぐって」

                 早稲田大学法務研究科 教授 和田仁孝

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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福島県立大野病院事件第三回公判(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年03月17日 16:31

昨日エントリーした(1)では
検察の「イリュージョンショー」について主に書いた。
今日は、医療者と司法との相性の悪さについて述べたい。
なお、公判全部のやりとりは
周産期医療の崩壊をくいとめる会サイトをご覧いただきたい。

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福島県立大野病院事件第三回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年03月16日 23:05

本日の裁判と言えば
世間ではホリエモン一色だったのかもしれないが
この裁判も忘れてはいけない。


冷たい雨の降った前回と打ってかわり
福島には雲ひとつない青空が広がっていた。
そんな中、前回に引き続いて検察側証人2人の尋問。
午前は当該帝王切開手術に立ち会った県立大野病院のS助産師。
午後は当該手術の麻酔医だった県立大野病院のH医師。
ということで、午後6時10分まで要した
ロングラン法廷を何回かに分けてレポートする。

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福島県立大野病院事件第二回公判(3)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年02月25日 08:10

昨日の続きです。


午後2時再開。
M医師は細身で黒のスーツ姿。
すっとした頬、横分けのサラサラ髪は
いかにも今時の良家の子弟といった感じ。
少し甲高い声で宣誓書を読み上げ
証言台の前の椅子に腰掛けると
両膝の上に手をきちんと置き背筋を伸ばした。
質問を聴く時も答える時も、とにかくよく頷く。

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福島県立大野病院事件第二回公判(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年02月24日 14:34

昨日、福島地裁で開かれた公判の傍聴記
いよいよ本編です。
どのような事件か分からず、話についてこれない場合は
このサイト
「第一回公判詳報」の欄をご覧ください。
(私のメモと若干食い違うところもありますが、第二回公判の問答を極めて細かく再現したものもあります)


この日行われたのは検察側証人2人への尋問。
午前に呼ばれたのは
大野病院に近接してやはり地域医療を支えている
双葉厚生病院産婦人科のK医師。
午後は、元大野病院外科のM医師。

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福島県立大野病院事件第二回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年02月23日 20:43

前回はあえなく撃沈しましたが
懲りずに本日も福島まで行って参りました。


で、今度はきちんと傍聴してきました。
ご報告すべきことが多いので順を追って書いていきます。

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MRICインタビュー vol.20 和賀井敏夫・順天堂大学名誉教授

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年02月15日 18:51

~ 焼け野原から世界をリードするエコーを開発 ~
超音波エコー診断装置開発が評価されて日本学士院賞を受章した
和賀井敏夫・順天堂大学名誉教授 
聞き手・ロハスメディア  川口恭

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1月17日なので

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年01月17日 16:37

~ 災害拠点病院に診療余力と地域の調整能力を ~
      山田憲彦 防衛医大教授
               MRICインタビュー vol 18
               聞き手・ロハスメディア 川口恭
               

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引用資料

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年12月25日 16:51

毎日新聞 2006.10.19
6000万円支払い命じる 帝京大病院の医療過誤訴訟
帝京大病院の医療過誤訴訟:6000万円支払い命じる----地裁 /東京
帝京大医学部付属病院(板橋区)で受診後、心不全で亡くなった男性(当時47歳)の遺族が、入院を説得しなかった医師の過失が原因などとして、病院を経営する学校法人「帝京大学」(同)に約1億1000万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は18日、大学側に約6000万円の支払いを命じた。藤山雅行裁判長は「自分の症状を誤解している患者に対し、医師は適切な説明をすべき義務を怠った」と述べた。

インタビュー(MRIC17) 松澤佑次住友病院院長

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年11月17日 11:28

~ 地道な臨床の積み重ねが日の目を見た ~

メタボリックシンドロームの疾患概念づくりを主導し紫綬褒章を受章した 松澤佑次・住友病院院長
MRICインタビュー vol17
(聞き手・ロハスメディア 川口恭)

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インタビュー(MRIC16) 山本孝史参院議員

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年09月17日 17:57

~ 当事者として国会にがん患者の声届けたい ~

本会議で自ら「がん」患者であることを告白した山本孝史参議院議員
MRICインタビュー vol16
(聞き手・ロハスメディア 川口恭)

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インタビュー(MRIC15) 小林一彦 臨床医ネット代表

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年09月08日 01:58

~ 患者さんの納得感を取り戻したい ~
小林一彦 臨床医ネット(患者とともに納得の医療をめざす臨床医の会)代表
MRICインタビュー vol15
(聞き手・ロハスメディア 川口恭)

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インタビュー(MRIC10) 小松秀樹 虎の門病院泌尿器科部長

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年09月07日 14:17

~ もはや医療崩壊は止まらないかもしれない ~
MRICインタビュー vol10
(聞き手・ロハスメディア 川口恭)

(このインタビューは6月に行い、患者さん向けに再構成したものが、ロハス・メディカル8月号に掲載されました。多くの方に読んでいただきたく、今ごろではありますが掲出します)

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インタビュー(MRIC13) 谷川武 筑波大学大学院助教授

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年08月06日 17:10

~ 睡眠時無呼吸症候群を治療すれば、事故死者を年間300人救えるかもしれない ~

MRICインタビュー vol13
(聞き手・ロハスメディア http://www.lohasmedia.co.jp 川口恭)

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インタビュー(MRIC11) 岩瀬博太郎 千葉大学大学院法医学教室教授

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年07月14日 17:49

    ~ 問題は医師法21条にあるのではない ~

MRICインタビュー vol11
(聞き手・ロハスメディア 川口恭

――福島県立大野病院の事件をきっかけに、改めて医師法21条の問題がクローズアップされています。日本法医学会は94年に「異状」死ガイドラインを出しましたが、日本外科学会などが異議を唱えるなど、臨床医からは評判が悪いようですね。

まず法医解剖に関して、日本が非常に特殊な国であることを知っていただきたいと思います。世界では死因不明の遺体があった場合、原則として、病理解剖ではなく、法医解剖を行いますが、日本のように法医解剖として、司法解剖と行政解剖というダブルスタンダードを有する国は珍しいといえます。


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インタビュー(MRIC8) 森勇介  大阪大学大学院工学研究科助教授

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年07月07日 17:31

       06年日経BP技術大賞受賞
   ~不可能と言われるものだからこそ、挑戦します~

MRICインタビュー vol8
(聞き手・ロハスメディア 川口恭


――まず、今回受賞の対象となった成果を教えていただけますか。

 表彰されたのは、「フェムト秒レーザーを使った、たんぱく質結晶化技術」です。

たんぱく質の構造解析・構造決定がホットな分野であることは皆さんご存じと思います。その研究に欠かせないのがたんぱく質分子が精度よく規則的に配列した高品質たんぱく結晶です。これまで結晶を育成するためには、たんぱく質の溶液を静かに半年も置いておくというのが常識だったのですが、レーザーで衝撃を与え溶液を攪拌するという方法を取ることによって、結晶成長の成功率とスピードを飛躍的に高めて、例えば半年かかって出来るかどうか分からなかったたんぱく質でも数日で結晶が得られるという事例もありました。今のところ230種類以上のたんぱく質の結晶化に挑戦して、従来法では2割くらいの成功率が7割以上に向上しています。今では、世界中の研究者からたんぱく質の結晶化依頼が来ています。

 ベンチャー企業を設立して、ビジネスにしたのも評価されたようです。

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インタビュー(MRIC7) 仙谷由人代議士

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年07月01日 17:39

仙谷由人・衆議院議員 民主党ネクスト厚生労働大臣
MRICインタビュー vol7
(聞き手・ロハスメディア 川口恭

~勤務医は自らの働きぶりを堂々と主張すべきです~

――まず、医療制度・システムに問題意識を持ったきっかけから教えてください。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私は4年前に胃がんが見つかって、国立がんセンター中央病院で全摘手術を受けました。入院生活を送る中で、ドクターをはじめレジデントやコメディカルの働きぶりを目の当たりにしました。こんなに厳しい労働条件で、こんなに献身的・犠牲的に一所懸命働いているのかと驚いたわけです。一方、自分がそれに対して払った治療費は安いなとも感じまして、問題だなと思った、これがきっかけです。

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